彼は多分モラハラな人なので


「これくらい我慢すればいい」と思うのは良くないと思う。

言うのは面倒だし、またかよと思われる?
でも嫌なことを飲み込んでも私は態度に出る。

いいや、全部言おう、と決意して
砂糖とお皿の話、そして妻のものがあるのに私とこの家で住みたいと言う、未来の話をしてるのに今すぐの話じゃないけどと妄想にすること。

「私は今、どの方向を向いたらいいのか分からなくてモヤモヤしている。言動がいつも違うことにムカつく」

そう伝えた。

私が欲しかったのは、彼の覚悟だった。
妻のもの処分して覚悟見せてから将来の話してよと。

でも彼は覚悟はできないらしい、物を処分することはできるが一般的な覚悟の行動についてはやんわり逃げられた。

そして彼にも彼なりの考えがあるようだ。

彼は長い目で未来を考えているらしい。
私と彼の平行線が交わるとしたら老後。
なので老後一緒に暮らすことを目指して今を過ごしていくそうな。

私は今の立ち位置を確認しながら、一段ずつ進みたい人。
なので今は友達だし関係を深めたいなら覚悟を見せてほしい。

どちらが正しいとか、間違っているとかではないのはわかる。

でも私はそれでは安心できない。
伝えたけどどうしてもふんわりすることしか言えないらしいので、私もふんわり返答しておく。

だから今の結論は、友達が一番自然。

友達だから、お互いの生活を尊重できる。

友達だから、楽しく笑って過ごせる。

結局いつも同じ。
でもこういうのを健全に繰り返せるならちがう未来があるのかなと思ったりもする。

彼とLINEで他愛もない雑談をしている時に。


友達が海外旅行中にトラブったけど良い仲間と一緒だったから良い思い出になったらしいという話を彼にした。


「旅行はどこへ行くかじゃない。誰と行くかが大切。」

そう返信がきた。

きっと先日の私との旅行と絡めての言葉なのだろう。

でも私は、その瞬間に不機嫌スイッチがはいってしまった。

今、話題中の友達の旅行先は海外。

彼にとって、唯一の海外旅行は新婚旅行。
つまり、彼の「誰と行くかが大切」というなら、その海外旅行は新婚旅行で誰というのは妻なのだろう。と、変換されました。

きっと、一生忘れられない素敵な思い出なのだろう。
だから私は、

「忘れられない一生の思い出だね。」

と返した。

もちろんこれはわざと。

先日からのモヤモヤからの必殺被害妄想。

彼は何かおかしいと思ったようで
「さつまりこも思い出作りたいよね?」と。

「素敵な思い出、大切にしてね」と返信。

「一緒の方向を向けると思ったけどまだ信用されてないのね汗」と。

なんか突き放したかった。

性格悪いのもわかっている。

熊本の地震を見ていつ何が起こるかわからないなと不安に思っていた時のこと。

それならつまらないことでへそを曲げている場合ではないのだけど、いつまでたっても綺麗事ばかり言って何もしない彼と同じところをぐるぐるしている自分に腹が立つ。

普通に暮らせているだけで感謝なのにほんとに心が狭い。
自分が嫌になる。

先日、彼の家で一緒に料理をしていました。


「塩はどれ?」と聞くと

「それは上白糖。」

「じゃあ、こっち?」

「それはグラニュー糖。」

「なんで砂糖が二種類あるの?使うの?」と聞くと

「さぁ、わかんない。」ととぼける。
いつものやつ。そして私は気づいてムカつく。

「奥さんの遺産なんだね。」

「うん?そうかな……コーヒーに使ってたんじゃないかな。」

「何年前のものじゃないの?ずっと置いてあるの?」と聞くと

「全然使わないし。」

ただの普通の塩と砂糖の会話なんだけど、私にとってはまたも地雷。

ここにも妻がまだいるのか。
まあ、台所にはゴロゴロいるのだけども。

言いたいけど堪えた。

その後、料理ができ上がって、

「どのお皿にする?」と聞かれたので

「あなたのお気に入りでいいよ。」と言うと、

「お気に入りの皿なんてないし。」

その瞬間、またも地雷。
私の頭の中では、じゃあ、誰のお気に入りがあるんだとまたムカついた。

きっと彼には悪気なんてない。
なぜならいつも正直に話す。
食器にこだわりがないだけかもしれない。
でも、私はそう受け取れなかった。
私はこだわるので。

そして機嫌が悪くなった。

必殺技「帰るわ」と言いたくなった。
でも堪えた。
帰りすぎるのも良くない。
仲直り面倒だし。

彼も私の不機嫌を察していたけど知らんぷり。
とにかくお酒を飲ませて機嫌をよくしようと頑張っていた。

結局ご飯を食べながら深酒をしてヘロヘロになった。
嫌味は言わないけど私の機嫌はあまり直らない、しかし大人の対応。
なのでいつもより酔った。
二日酔いにもなった。

やはりこんな家では住めないと改めて思った。

単なる砂糖とお皿の話だけど、まだ彼は妻と暮らしているし私の居場所はないなと感じた。