落として

5つくらいに割れてた

湯呑みのパーツを

のりでつないだあと

ひと月ほどおいて

漆の高級なのを塗った。


のりは

漆とご飯粒を

混ぜてこねて作る。


乾くと

破片がバッチリ

くっつく。


高級なのが乾いたら

カッターナイフで

茶色いのを削り取る。


溝のすじには

純度が高く

接着力の強い漆が

入ってるからね。


のりでくっつけて

さらに傷の表面を

コーティングする感じ


かけらが見当たらず

欠けてる部分には

さびを埋める。

黒いのがさび


さびっていうのは

まあ粘土みたいなの


トノコと漆を混ぜて

練り込んだヤツで

乾くとカッチカチになる。

トノコは

陶石を粉にしたヤツで

陶器の材料だね。


赤いのも漆

器の生地に合わせて

黒や茶色など

好みで映える

色の漆でしつらえる。


欠けたのより

割れた器の方が

見栄えがいい

ような気がする。

継いでるって感じが

してね。


こんなのとかね。

大きくふたつに

割れたのとかは

やりやすい。

細かい欠片が2個あるが

これはちょっと

難しいけどね。

仕上がりは

いい感じの景色になる。


茶色いのは高級な漆で

割れた断面に塗っとくと

のりがくっつきやすくなる。


小皿


破片が写ってないけど

十くらいはあってね。

欠片が小さい分

難易度は高い。


今日の一曲