櫻 18 | シンイ二次小説でんべのブログ

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気候も少しづつ温かくなり
暗闇が二人を優しく包む頃には
ウンスは旅のなか日となり
深い眠けに襲われ宿の床に
ついていた。

「まったくウンスは・・・
まあよいとしよう。
戻れば婚儀となる手筈故
その折りは寝かせぬ。
毎夜毎夜手を出せずにおる俺の身にも
なって欲しいものよ。
このようにしがみつかれれば
その気になるのは至極当然の事故
その折りは仕置きを受けて
もらわねばなるまい・・クック」

独り言の様にそう呟くとヨンも
また浅い眠りについたのてある。

翌朝先に目覚めたヨンは
庭先を散策しながら
宿の庭先に蕾を付けた櫻の木を
目にすると
にやりと口の端をあげると
ある事を胸の内に秘めた。

「ん?」

「もう~ヨンってば
意地悪なんだから、起こしてくれても
良いじゃないのよ」

「否、気持ち良さげに眠っていた
ゆえ、起こすのを躊躇して
一人散策をしておりました」

「そうなんだ~うふふっ。
私、寝言言ってなかった?
たまに訳の分からない事を大きな
声で叫んでるって仮眠していた
時に、同僚から言われた事が
あったからさぁ~ちょっと心配
してたのよ」

「何も言っておりませんよ。
只・・・」

「えっ?ただ?え~っっただ
何よ!気になるじゃない!
教えてよ!お願い。」

「ウンスの世の言葉だと思うが
「あいしてる」とだけ言って
おりましたがどのような意味で
あろうか?」

「・・・し、知らないわ!
夢なんだから、き、気にしないで」

『「愛してる」なんて私ったら
青春してるのかしら
考えてみれば恋なんて久しく
してなかったかも・・・。
学生時代は女子ばかりで
出逢いがなかったし
医科大学の男子は高値の花で
眺めるだけで満足していたなぁ~
うふふっ、でもこの人に出逢い
私は申し訳ないけど両親よりも
自分からそばに居たいと
初めて想える人だった・・・。
大事にしたい。そしてその
命を守りたい。私の大事な人
チェ・ヨン・・・』

ウンスはそんな風に想うと
顔を赤らめながらもヨンに向き直り
「これからよろしく」との
想いを込め深く一礼してみせる。

「如何された?顔が赤いような
・・・風邪をひかれたか?
それは一大事ゆえ、床にもどり
休みましょう、さぁ」

そう呟くとひょいとウンスを
横抱きにし闊歩する。
中庭から宿の一室まで間
宿の中居からの羨望の眼差しが
ウンスに注がれる。
高麗の武将チェ・ヨンをしらない
者などいるはずもなく
愛馬に股がり戦へ向かう姿を
遠くからでも拝み高麗の守り神と
手を合わせる民が沿道狭しと
押し掛けていたのである。

「さあ、お休みくだされ。
何か胃の府に優しい物を主に
頼みもってこさせましょう。
んっ?如何された?」

ウンスはヨンの袖口を掴んでいた。
その瞳はきらきらと輝き
憂いを含んでいた。
それが何を意味するのか
ヨンはゴクンっと喉を鳴らし
ウンスに覆い被さる。
拒まれる覚悟も蹴飛ばされる覚悟も
出来ていたが・・・。


・・・・・


皆様本当にお久しぶりです。
こんなに長い事更できない事は
初めてです。
忙しくしておりました。
仕事は暑くてクーラーが
恋しい工場です。
毎日毎日汗をかきながら
仕事をしています。
もう疲れますが!貧乏暇なしでして
大変です笑

今日はてんてんmamaさんが
天に召され丸三年の月命日
早いのか遅いのか残された遺族を
想えば複雑な気持ちになります。
コロナを知らず逝けた事が
救いだったのではと私は思います。
元々病弱だったてんてんmamaさん
万が一感染したならきっと重症化し
辛い想いをしたのではなかったか
・・・と。
「ねぇ?望みは叶っていますか?
風になり行きたい所に行きたい
とよく口にしてましたね??
この木なんの木を見たい。
ヨンが腰たけた大樹を見たい。
生でヨンを見たい、ウンスを
見たい。叶いましたか?
私達は貴女を忘れる事は
ないですから…またね~~」

お話はなんだか妖しいぞ~。
うふふ😅

櫻と題したこのお話も終盤です。
次回は閨記事かな~~?😱💦

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