100日の朗君様その後  1 | シンイ二次小説でんべのブログ

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100の朗君様。

「行こう王宮へ。
イソ?あの時の約束を果す時が
きたんだ。容易い道のりとは
思わないが立派な世子の妃として
胸を張りそばに居なさい」

「はい・・・」

うっすらと涙を浮かべ頷く
ホンシムこと、ユン・イソ。
そしてイソに愛情を注ぎ
我が子として育ててくれた
養父、ヨン氏の元へ向かう。
絡めた手が二人の愛情が
伺える。幼き頃に出会い
ユルはその時からイソに一目惚れ
であり、大きくなったら
娶りたいと告げ自身もそう
決めていたのである。
だが、イソの父が左議政であった
キム・チャオンの陰謀に嵌められ
その手により惨殺されたと言う
悲しき出来事が起こり
当時幼かったイソと兄ムヨンこと
ユン・ソクハは反逆者の兄妹として
追われる身となり
身分を隠し、息を殺しひっそりと
ヨン氏の元で娘として育ち
貧しいながらも楽しい幼少時代を
過ごしてきたのであった。
兄ソクハは悲しいかなすでに
他界している。

「そうかそうか…ホンシム・・・
おめでとう、やっと
決心がついたんだ…父さんは嬉しいよ
世子様?ホンシムの事を
どうか幸せにしてやってください。
泣かせたりしたら許しません」

「不愉快極まりない。
この立派な世子がともに居るんだ
泣かせるはずがない!」

「はい、はい…立派な世子様ですよ。
ぷっっ、あははっ~おかしぃったら
それ自分で言う?」

イソが笑いこけながら
尽かさず突っ込みを入れてみと
養父ヨン氏も世子も笑顔になる。
実に良い関係と言えよう。
これから先、蕀の道が待っている
やも知れぬのだ、だがヨン氏は
二人の手を重ね言葉を添える。

「どんな困難もこうして
笑みを浮かべながら
二人で乗り越えるんだよ。
そしてどんな金持ちになっても
人の痛みに寄り添える
王様と王妃様になるんだ…
父さんは此処から都の方へ
手を合わせいるから」

「はい」

村の人らに別れを告げ
輿を用意すると言っていた
世子の提案をイソは贅沢と嫌がり
馬に相乗りし王宮へ向け
出立したのである。

これっと言って話はしなかった。
互いに相思相愛…でも薔薇色の人生が
待っているとは限らない…。
不安と期待が入り交じる複雑な
気持ちと言えよう。
王宮へ着くと、先ずは王様への
御挨拶である。
その前にとヤン内官に命じ
世子はイソの着替えを用意させる。
このチマチョゴリは世子が
自ら用意したものである。
桜の花が好きだと言っていた
イソの為に、淡い桃色の絹地に
控えめに袖口と襟に桜の花弁が
刺繍されていた。

「王様、長らくお待たせ致しました
世子嬪になる人を連れて参りました
ユン・イソ。覚えておいでですか」

「な、なんと!あのユン家の
御息女なのか・・・。
よく無事でいてくれたものだ
あの時は騙されたとは言え
そなたの父上にはつらい思いを
させた・・・そなたらにも
無念の思いをさせたものじゃ。
許して欲しいが。
して、確か兄がいたはずだが」

「イソの兄上は遠い昔亡くなって
おります。その傷はイソから
なくなる事はないと思われるますので
以後王様には
お口になさらぬよう願う次第で
ございます」

「そうであったか…すまなかった
さて、どうすれば良い?
婚儀はいつにすれば・・・
いや、世子が代理聴政を仕切って
いるのだから世子が決めるのが
妥当であったな。
私はもろ手をあげて賛成するぞ」


・・・・・

皆様おはようございます。

よろず承り。
ホンシムことユン・イソが村で
していた何でも屋さんを
カテゴリーにしました(笑)
まだ一話ですが続きを描きたいと
思いますが…次はいつになるか
・・・頑張ります!

昨日のアメ限では
お騒がせ致しました。
なんとか落ち着き今日から
また仕事に家事に頑張ろうと
思います。


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