生きる意味 53 (模索) | シンイ二次小説でんべのブログ

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あれから数日後
王様の前にひとりの医員が
縄を打たれ膝づかされていた。

「この者が鳥兜を密かに
植えておった者か?」

「はっ!相違ございません
この者の黒幕には徳興君が
見え隠れしております」

「なんと!?叔父上がか?
・・・間違いないのだな護軍?」

「はっ、表向きは薬を扱い
そのうらでは、高麗全域に隠密を
忍ばせありとあらゆる情報を
得ると言う集団がおります
その者らによる確かな情報に
ございますれば相違ございませぬ」

「護軍の配下の者なら案ずることは
ないのじゃな、余もおうてみたい
ものじゃな・・・さて、そなた
名を申してみよ」

「恐れながら王様、わたしは
そのような猛毒を持つ薬草とは
知らず、生花店で買い求めた次第
その主よりなんの説明もございません
でしたので…わたしに咎めがあるとは
おもいません、それに徳興君様と
一介の医員に過ぎないわたしが
お目にかかるなど滅相もございません
咎めがあるなら生花店の主を
お調べください」

その名も名乗らず片膝を前に付きだし
熱弁をふるうその医員に向かい
王様は眉間に皺を寄せ呆れたように
呟く。

「余はそちの名を尋ねたのじゃ
申し開きがあるならば
先に名を名乗るのが筋であろう
違うか?」

「・・・も、申し訳ございません
・・・わたしはチン・リュウと
申します、医員としてのお役目に
つき、三年を回ったところに
ございます」

「チンとな…そなたは本願は何処じゃ」

「・・・元でございます」

敵対する元が本願と名乗るチン医員
典医寺へどのような経緯で
お役目に付く事が出来たのか
王様はドチ内官をお側近くまで
呼び寄せ調べるよう耳打ちされた
のである。



・・・・・・・・・・・・・・・

皆様おはようございます。

先日の呼び掛けにたくさんの
コメントやメッセージを
本当にありがとうございました。

ひとつひとつ丁寧に読ませて
頂きました。皆様のお気持ちが
本当に嬉しく感謝しております。
こんな愚作にも関わらず
待っています。と言ってくださり
日にちは掛かりますが
今後も描いていこうと決めました。

コメントやメッセージで
どなたを返しどなたを返していない
のか、分からなくなり
この場をお借りし「返し」とさせて
頂きます。
本当にありがとうございました。
感謝しております。

で、53話からは
しばらく間が空きますが
書き留めをしてから
復活致します。しばらく
お待ちくださいね。


でんべ

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