生きる意味 23(甦れ) | シンイ二次小説でんべのブログ

シンイ二次小説でんべのブログ

シンイ二次小説を書いています



「テジャン~~~!!」

テマンの騒がしい気を感じ
ヨンは、己の執務室から顔を
出しテマンの姿をとらえる。

「テジャン!お、俺がついていながら
す、すみません。ウンス様の姿を
見失いました」

「な、なんだと!!」

二階建て兵舎の一室に
その執務室はある、階段を駆け降りる
もどかしさを吹っ飛ばし手すりに
片手を添えひらりと飛び降りる。

「仔細を申せ」

「あ、はい…」

テマンは必死に伝えその眼には
溢れんばかりの涙がみえる。
すぐに、というか十歩も離れて
いなかったはずなのに
忽然と消えてしまった事。
賊の気配も気がつかなかった事。
スリバンに繋ぎを付けた事、等々。

「気配を消せる・・・、チュンソク!
王様に許しを貰わねばならぬ事がある
テマンを煙にまく手慣れ
それはあやつらしかおらぬ」

「隊長…某が王様の元へ参りますれば
隊長は奥方様の気配を頼りに
後をおおいなされませ
お言葉を賜れますればすぐにでも
繋ぎをつけます故」

「すまぬ」

迂達赤隊長としてヨンが赴任して
以来、何かにつけて先を読み
隊長の手となり足となる頼れる
存在になりつつあるのである。

隊長の背に一礼するとチュンソクは
康安殿へ向かうのである。
ヨンは「あやつら」としか口には
してはいないが、それが誰を差して
いるのか、チュンソクは把握している
様子であり、剣を握るその手に
力を込めきりりと前を向き
歩を進めるのであった。


「プジャン!隊長に伝えよ
徳成府院君を断罪しても構わぬと
魏王の縁者にあたる姫を
拐かしたとなれば元も黙っては
おらぬであろうし、余も王妃に
顔向けが出来ぬ!」

「はっ!王命したと承りまして
ございます」




>>>>>

皆様おはようございます。

日々仕事が忙しくなり毎夜帰宅は
20時を回るもので更新ができなくなり
つつあります。
送迎バスの往復でも寝てしまい
本当にすみません。
周3日…あるいは2日かも
しれません。
気をなが~~くお待ち下されば
幸いです。

休みは休みであれやこれやと
命じられ書き留めもできないありさま
です(笑)。

アメンバー申請をしてくださる読者様

1 性別

2 年代(未成年の方は承認できません)

以上を添えてメッセージまたは
コメント欄でも構いませんので
お知らせくださいますよう
お願い申し上げます。


ポチっとして下されば嬉しいです

にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村