生きる意味 18 (甦れ) | シンイ二次小説でんべのブログ

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王様らの姿はすでにそこには
なかった。
聞けば禁軍である西の鷹揚軍が
王様、王妃様の御身を第一に考え
迅速尚且つ多勢で輿を囲み
無事に王宮に戻られたと
幼き頃より友であった指揮官アンジェ
より報告を受ける。

「チェ・ヨン…徳成府院君殿は?」

「左手を使えぬようにしておる」

「そうか…王様、王妃様は我が禁軍が
命にかえ御守りし王宮へ
戻られた。案ずる事はない」

アンジェの話など上の空・・・
辺りをキョロキョロと見回し
門扉の辺りで叔母の姿を目にとめると
その背に
しっかりと囲われた愛しいウンスを
見つけだし、すぐさま駆け出すヨン。

「イムジャ!」

小さい頭を幾度も振りその頬を
濡らす涙を拭こうともせず
両手を広げ愛しい男(ひと)を
待っていた…。

「ヨン・・・ウンスよ、分かる?」

「俺のイムジャ…この命より重い
俺の奥・・・」

「あん…お前らは何を言っておるのだ
恩讐であろう…」

ヨンも言葉が続かないのかウンスを
抱きしめ、
そんななか、唯一身内である
チェ尚宮は怪訝そうな顔をし
二人を交互に見つめていたのだ。

「ウンス、思い出したのだな?」

「えぇっ…私…ウンスよ・・クスン…
やっと会えたのね…ずいぶん
さ迷っていたような気がするわ
でもね…前世の記憶がすべて
甦ったわけじゃないみたいなの
いわば自分の身元と貴方と
天界で出逢いそしてこの地で
生を終えたことくらいかな・・・
でも…なぜ再び高麗なのかしら
それが不思議なんだけど」

「俺もいまだにわからぬのだ
なれどウンスを正室として
迎えれたこと叔母上に感謝せねば
なるまい」

じっと見つめる黒曜石のような
瞳の奥深く、嬉しさと『何故?・・』
っと言うなんとも言いがたい
心の葛藤がかいまみえるヨンで
あった・・・。


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皆様おはようございます。

スマホに下書き用のメモを取り込み
今までのお話や先行分のお話を
メモしていましたが
このバカスマホ!!土曜日朝
起きましたら、メモ用紙が
スマホから消えていました!
どうして?どこか触った?
流れを読まないと話が繋がらないのに
ガックシ・・・!!
閨記事も消えた~~。



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