「トルベ!今夜空いてるか?
話があるんだ…マネージャー抜きで」
「は、はい…」
「じゃ俺のマンション21時いいな」
明日は年に数度しかないオフ日
舞台終わり、言葉少なげにそう
伝え、舞台裏から足早に姿を消す。
残されたトルベやチュソク
チュンソク、トクマンらは首を傾げる
「トルベ?お前なんかしたのか
リーダーの顔が怖いぞ」
「ここだけの話だぞ
俺・・・マネージャーにコクったんだ
よな…その数日後からあれなんだよ
おかしくねえか…?ドラムスティック
は飛んでくるわ、睨み付けられるわ
もしかしてさぁ~・・・リーダーも
マネージャーのことを好きとか??」
「マネージャーか…俺もタイプなんだ
きりりとマネージャー業をしていたか
と思うと、忙しく俺たちの世話を
焼いてくれて…そしてたまに見せる
天然ぶりが~可愛いんだよな」
「なんだ!トクマンもか!
だけどな…譲る気はないからな
マネージャーは、このトルベが
ものにするんだ」
「「「・・・」」」
誰もが思うのだ・・・。
『我が身の過去を思い出せ。
どれだけの女の人を泣かせて
きたのか、どれだけの女の人に
恨みをかっているのか・・・
トルベとの仲がおかしくなろうとも
力づくで阻止しないと・・・』
っと。
約束の時間トルベは手土産持参で
リーダー、ヨンのマンション
エントランスロビーいた。
かなりの値が張るマンションで
あろうと予測できる。
広いロビーにグランドピアノが
その存在感を示している。
回りには背丈のある木々が
立ち並び癒しの場をでもあるようだ。
「いつきてもこのマンションは
すげ~よな・・・あ~・・・
緊張するななんの話があるんだか
さっぱりわからないや・・・」
トルベは身なりを整え
インターホンを押す。
「リーダー?トルベです」
「おお…開けたぞ」
エントランスの自動ドアが解錠され
すっと開くとその身を滑り
込ませエレベーターのボタンを押す。
トルベの後ろ姿を見届け
その後を追う集団があった。
「ここ…33階建てのリーダーん家(ち)
って33階だったよな・・・
階段で行くのかよ」
「仕方がないだろう…黙って
ついてこい」
ボーカル、チュソクのため息交じり
の嘆きにチュンソクはそう応えると
仕方がないとばかりに
皆が階段を駆け上るのである。
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ん~~・・・まだ終わりそうに
ないよ~~・・・もう少し??
お付き合いくださいませ・・・。
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