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「王様…某が答えてもかまいませぬか」

「構わぬ」

「はっ、ありがたき幸せにて
厚く御礼申し上げます。
ではイ殿…某の奥を身分が低いと
申されたか?…これは由々しきこと故
この場にて白黒つけることに致す。
某は身分など一切気にとめたことは
ないが、イ殿に我が奥の身分が
どうのこうのと
言われる筋違いはござらぬ!
我がチェ家は高麗でも十の指に
入る名門、そこに嫁ぎし奥は
王様より賜りし医仙の称号と
名門チェ家…いや某!チェ・ヨンが
正室である。イ殿より身分ならば
遥かに上をいくと思うが如何か!
返答されよ」

「「・・・」」

「大護軍?白黒はっきりした
ようじゃな…イ殿、そして孫娘も
余が何ゆえ医仙の称号を与えたか
聴くがよい。
余の命より重い王妃をその神業で
救って下されたのじゃ…
それはまさしく伝え聴く華佗と称された
御仁の再来であったと当時の侍医より
耳にしていたのだ
余は考えたのじゃ、華佗は古来から
元より伝え聴く御仁であり
この高麗にもそう言うお宝があっても
よいのではないかとな…神の手を持つ
医員…神医では苦が重かろうとな
仙人の如くその身を腕をこの地で
極めてほしいと願いを込めて
医仙の称号を与えたのじゃ
余が与えた医仙の肩書きは
大護軍の官位より重い…イ殿の官位
よりもな・・・そして
我が身も欲しがろうにのぅ・・・
にんかつなるものを王妃に授け
見事赤子を授かったのじゃ
これぞ神業であろう…長年この喜びを
待ちわびておったのじゃ
医仙改めて礼を申すぞ」

そう呟くと王様は初めてウンスに
向かい軽くではあったが頭を下げた
のである。
その仕草にヨンやウンス
そして居合わせた
イ重臣と孫娘ミランと皆が眼を
見開いたのである。

「王様!王様が頭を下げるなど
あってはならぬこと王様…頭を
おあげくだされませ」

ヨンはそう言って王様のお側まで
歩を進めさらに促そうとしていたが
それを片手をあげ静止し
言葉を続ける王様である。

「よいのじゃ…以前医仙が口に
していた・・・誰であろうと
感謝を述べるならばこうするのが
相手方に対する誠意の現れであると
余も王ではあるが一人の人じゃ
あの頃は頭を下げることも
せなんじゃが…此度は違うぞ」

「ありがとうございます王様
でも私は何にもしていません
王様のご協力なしでは
赤ちゃんも授かることは
できませんでしたから…ふふふ
話を反らすようですみませんが
患者さんを診させて頂いても
よろしいですか?」

「おぉ~そうであったな
忘れるところであったぞ」

「はい…ありがとうございます
ほんとうに骨折なら処置を正しく
しないと後々腕が動かなくなったり
曲がって引っ付いてしまいますから」



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皆様おはようございます

なかなか更新できずすみません。
リアルが忙しく泣けてきます。

医仙と命名した王様の下りは
私の妄想に過ぎません
悪しからずご了承くださいませ。

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