あなたを探して 82 | シンイ二次小説でんべのブログ

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「王様…大護軍殿と医仙様が
お見えにございます」

内官ヨンシルがそう伝える。

「入って頂きなさい」

「はい」

戸口が開かれるとヨンとウンスが
手を繋ぎ姿を現す。
王様は目元を緩め二人の姿を見つめ
重臣イと孫娘ミランは眉を潜め
見つめていた。

「大護軍、医仙…大義であった
先ずは掛けなさい。
医仙殿に診てもらいたい患者が
おってのぅ~その孫娘じゃ
聴くところによるとチェ家の使用人に
骨折されられたと申しておるのだ」

「恐れながら王様…この娘御は
当家に投石をしようと企み
スリバンの者に取り押さえられた
までに過ぎませぬ。
すでに報告は受けておりますれば
娘御の骨折とは無関係と思われます」

ヨンはぴしゃりと言い切る。
それに反発するようにしわしわの眼を
見開き口を開くイ重臣。

「何を申すか!無礼であろう
孫娘の痛々しい姿をみよ!」

イ重臣が指差す方向に目をやれば
きりりとした眼差しで
ウンスをにらみつけるミラン。

「あらまぁ~痛かったわね~
でもね…ソウちゃんから
そんな事聴いてないのよ・・・
まぁ、つべこべ言っても始まらないわ
診せてちょうだい」

「ミランに触れるでないわ!
身分も怪しげな女人の身であろう
わしは高麗屈指の名家の出
すなわち血筋であるミランも
名家と言うことである」

「ぷっ…あ!すみません王様
当たり前のことを当たり前に
言うもので可笑しくって…
お祖父さん?身分ってそんなに
大事ですか?」

下座に掛けるミランの元へ
向かうウンスに向かい
身分身分と喚き散らすイ重臣では
あったがウンスの言葉に
瞬時に顔を朱色に染めガタンっと
椅子を倒し席を立つ。

「王様!この者の無礼見過ごす
おつもりにございますか」

その剣幕にヨンがおもむろに
口を開く。

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少し長くなります
次回もお付き合いくださいませ。

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