あなたを探して 73 | シンイ二次小説でんべのブログ

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「どうしたの?昨日文が届いたって
聞いたばかりよ
帰還は先になるって叔母様が
言ってらしたのよ」

「一日もはやくと思い
皆にもチュホンにも無理をさせた
のだ・・・」

「そう?ありがとう…でも
あとで妻としてちゃんと謝って
おくわね…嬉しい
こんなにはやく貴方に会えるなんて
思いもしなかったから…でも
よくここだって分かったわね
あちこち探したとか?」

「今の刻限ならば王妃様のところでは
ないかと思い待っておろうと
思うておったのだ」

己の懐のなかでころころと
表情をかえる愛しいウンス。
そんなウンスの王宮での日頃の日課を
すべて把握しているヨンならでは
推測が見事命中したのであった。

「ウンスが汚れてしまう
それにすぐに湯浴を済ませ
王様に拝謁せねばならぬ故
戻らねばならぬのだ・・・
それと医仙と称されるお方に
一目お会いしたいと隊列に飛び込んで
参った女人が二人おる
その手荷物に…驚くでないぞ
ウンスが使う天の道具があったのだ
故にその女人をじきにチュンソクが
連れてこよう…」

「えっ!天の道具?それって
手術器具のこと?」

「わからぬがあの折目にした
道具とよう似ておるのだ
何故持っておるのか詳しくは
問いただしてはおらぬ
ウンスに見せねばと思い
連れてくるようチュンソクに
命じた次第…」

天界の手術器具をこの地で持っている
など考えられないウンスでは
あったがまずは確かめようと
チュンソクと女人らの到着を
いまかいまかと待ちわびて
いたのである。
その間ヨンはテマンに護衛を
命じ身支度を整えるべく
兵舎へと踵を返したのである。



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