あなたを探して 61 | シンイ二次小説でんべのブログ

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「あやつを懲らしめると
エヨンが申したのだな・・・
の策とな…クックッ・・・面白い
あやつの焦る顔が目に浮かぶわ
エヨンに伝えよ。あやつには
私から伝える故ウンスを頼むとな」

「畏まりましてございます
・・・あの~ひとつお尋ねしても?」

「なんじゃ…」

「こらっ!ディジー!」

「だって~エヨン様とそっくりなんだ
もの~双子かなって思うじゃない
ヌナも思うでしょう?ぐっっ…」

宿直明けの女子らが鍛練を進める
中…チェ家の使いとして現れた
姉妹を何の疑いもなく
チェ尚宮に伝える…恐るべしチェ家の
力が窺い知れる。

武閣氏宿舎中庭にて
事の仔細を伝えチェ尚宮の承諾を
得ると…妹ディジーの余計な一言に
姉バルが妹ディジーの口を押さえる。

「よい…ディジーと申したな?
姉妹じゃ双子ではないぞ…クックッ」

「エヨン様には大層目をかけて
頂き感謝しております
これからも良しなにお導きのほどを
お願い申し上げます」

「相わかった…励むのだぞ」

バルがそう言って頭を垂れると
その律儀さにチェ尚宮の頬が緩む
のである。



>>>>>>

次にチェ尚宮は兵舎のヨンの執務室に
顔を出していたのである。

「何っ!!叔母上それはまことか?」

「そうじゃ、ウンスは生家に戻って
しまったのじゃ…おまえが
ウンスに鬼のように迫るゆえのぅ
身体が持たぬらしいぞ」

「・・・」

エヨン叔母がウンスの生家にすると
言った事を忘れているだろうと
踏んだチェ尚宮であったが
ヨンはすぐさま執務室を飛び出し
向かった先は・・・。



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