あなたを探して 41 | シンイ二次小説でんべのブログ

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「「「おお~~」」」

チェ尚宮が連れてきた
女官らに身支度を整えてもらい
花嫁姿のウンスが女官らに両脇を
抱えてもらい少し照れながら
姿を見せた。
無論正装のヨンはウンスの先を歩を
合わせともに姿を現す。
麒麟も紋章も勇ましく
「流石チェ家当主だ」
と誰もが口にする。

「ウンス…真うつくしいのぅ~
ようにおうておる」

「ありがとうございます叔母様
今日の日を無事に迎えることが
できたのも皆様のお陰です」

そう呟くとウンスは恭しく
頭を垂れる。
それに倣いヨンもまた頭を垂れて
いた。

「さあ…遠路はるばる鉄原から
きて頂いた縁者を紹介するよ
疲れるだろうから二人は
掛けておくれ…ソンヨル?
頼んだよ」

「はい…母上・・・では皆様
本日チェ家当主チェ・ヨン殿と
ユ・ウンス殿の婚儀を執り行うに
あたり御参列頂いたこと
感謝申し上げます
まずは父の・・・・・」

ソンヨルは一人一人紹介する。

「最後に叔父様叔母様のお墓を
管轄する住職様であります
オ・ペソン様にございます」

一人一人立ち上がり祝いの言葉を
のべ縁者の繋がりも朧気ながら
ウンスにもわかった筈である。

「親戚筋の方がたくさん
いらっしゃるのね・・・
覚えれるかしら?」

「ああ…」

こそこそと顔を近づけ会話を交わす
二人の姿にチェ尚宮は微笑ましくも
あるのだが…「これっ…静かに
せぬか」っと小言も忘れることは
ないのである。

愛らしい舌をペロッと覗かせ
肩を竦めるウンス。

「アハハ…なんとも愛らしい
女人であるな…よしわしが
固い縁を結ぼう」

よいしょっと立ち上がり
二人のまえへと歩を進め
真新しい神殿へ深く一礼し
ありがたい経を奏でるのである。


暫くのちくるりと
向きを変えると一対の翡翠の指環を
二人にそっと渡すのである。

「これよりお二人は夫婦となられた
この指環はチェ家当主であられた
元直殿から預かりし物
倅が嫁を娶ることあらば
渡して欲しいと仰せであられた」

「父上が・・・」

「元直殿が先代より賜った指環と
うかがっておる故の~・・・
大事に致すがよい」

そう言う住職様の背後から
一筋の光が漏れた気がした。
それがなんだったのか
謎のままである。



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