テマンの反乱 5 | シンイ二次小説でんべのブログ

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「おやおや…こんな少しじゃ
これはとてもかえないさ
この三倍はするんだな』

「へっ?三倍・・・」

テマンは困惑顔である。

「あら、ねえ旦那さん?
まけてくれないかしら
これしか持ち合わせがないのよ
これからご贔屓にするから
・・・・お願い・・・」

「・・・いや・・・こんな美人に
・・・」

「あんた!!何をでれっとしてんのさ
それにあんたもうちの亭主に
色目使わないでもらえるかい?
まけてやることはできないから
買えないならさっさと帰っておくれ」

案の定金子が足りないようである
裏から女将が顔をだし
ウンスのお願いを
あっさり拒否したのである。
テマンも主も
眉をひそめ女将の剣幕に困惑顔である
そんな時・・・「ドンッ」っと
荷台のうえに置かれた皮の袋。

「隊長!!」

「それを貰う…十分足りるはずだ
文句はなかろう…」

「え?隊長?」

テマンが驚きの声をあげ
ウンスがテマンの横に並ぶ
すっ~ごく不機嫌そうな
顔のヨンを見上げる。

「そうかい…買ってくれるんなら
包んできますよ…ほらあんた!
でれっとしてないではやく
包んでさしあげな」

「隊長さん?怒ってます?
ちょっとお金が足りないようだから
借りといて構わないかしら
きっと返します」

「・・・」

仏頂面はそのままにヨンは
答えようとはしない。

「ねってば聴いてるの?
今はデートなんだからそんなむさい
顔しないで欲しいんだけど
借りたお金は必ず返します。
ん?必ず?・・・いやいやきっと?
・・・いやいや多分?いっそのこと
貰っちゃう?…ふふふ・・冗談
だってばそんな顔しないでよ」

眉間に深い皺を刻みウンスを
睨む形で向かい合っているのだ
テマンは蚊帳の外である。
だが…これは想定内である
もともと二人を急接近させるがため
トルベが考えた猿芝居…。
されど
ヨンもやはり気になる様子にて
重い口を開く。

「医仙殿…でーととやらなは
これでしまいであるか?
テマンの求婚を受け入れ天界には
戻らぬつもりであるか?」

「求婚って…大袈裟ね~
隊長も一緒に行きましょう」

「俺はお役目にて・・・」

「市井見回りは我々が致します故
隊長は医仙殿と・・・テマン一人では
なにかと不便がございましょうから」

三人様子を窺っていた
チュンソクがそう声をかけた。


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遅くなりました。
明日は一日お休みを頂きます
以前の派遣先へ応援出勤しないと
いけなくなりました。
近いので記事を描く時間がないのです

あなたを探しては日曜から
婚儀の章に入ります。
お楽しみくださいますよう
宜しくお願い致します。

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