木春菊  [偕老同穴] 証104 | シンイ二次小説でんべのブログ

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ジオンが行方知れずになり数日が
すぎる

「大護軍…ジオンはどこに
雲隠れしたのでしょうか、スリバンの
見張りをかわすなど、とても考え
られませんが…」

「ああ…サルムが見張りをしていた
筈だが、あやつまで繋ぎが取れぬらしい
どこに潜んだのやら」

「骸が出たらな知らせがくると
思われるますが…その知らせも未だ来ず
どうしたものかと・・・」

ヨンは、私室でチュンソクと向かい合い
腕を組み考え込む


その頃…当のジオンは・・・
山中に身を潜めていた

「おお…寒い!何故この俺がこのような
事をせねばならぬのだ…王宮に仕えた事
もある人間なんだぞ…まったくもって
忌々しい…どいつもこいつも
命令口調・・・ああ----」

「ならさ…都に戻ろうよ・・
寒くて耐えられないわ…」

都合よく野生の動物の根城であろう
洞穴を見つけ…その入り口で数日
過ごしている。もっと奥まで入れば
狂暴な野生の動物が冬眠している筈
である。

サルムは、ジオンのあとをつけ山中まで
入ったが、あまりの寒さに耐えきれず
道に迷ったふりをし、近づいていたのだ
幸いなことに、まったくサルムの
好みではなかった為か、今のところ
清い関係であった。

「あんた…誰に恨みを晴らすつもり
なのさ?」

「俺は騙されて流刑にされたんだ
なんの罪も犯しちゃいない…そんな
人間を王様は島へと送ったんだ」

「そうなのかい…でも今の王様は
公明正大な王様と聴くよ、咎もない人を
騙し討ちされて流刑にするかい?
信じられないけどな・・・」

「王様と大護軍が、裏から手を回し
俺を嵌めたのさ…まあ倅も言いくるめ
られ加担したんだろうけどな!」

この時サルムは、素性を明かさず
こいつの仲間に入る事を思い付く

「私はね…こう見えても腕はたつよ
どうだい?たんまり弾んでくれるなら
手を貸すよ」

「いらない・・仲間ならいるんだ
同じく恩赦で戻って来た奴等がな
あいつらも、相当恨んでいたさ
王様と大護軍をな」

「チッ」とサルムの舌打ちが聞こえる中
ジオンは洞窟をあとにする

『まったく…大人しくしていれば
良いものをさ…面倒ばかり掛けて
手のかかる爺さんだよ』

己の作戦が失敗に終わり、サルムは
また、そのあとを人知れず追うことに
なる。山中の為、仲間のスリバンに
繋ぎを付けることもなかなか出来ないで
いたのだ。




一方典医寺では…明日よりウンスが
産休に入る為、打ち合わせを念入りに
していた。医術の手順や王妃様、王子様
の申し送りに余念がない。

「侍医の腕ならもう安心よ…胸を張って
取り組んでちょうだいね。でもどうして
もと言うときは、使いをちょうだい
王妃様、王子様に異変があれば
直の事をすぐに使いをよこしてね」

「はい、医仙殿こそ…お産が始まれば
私が赤子の診察を、すぐにさせて
頂きます故、使いを寄越して下され」

「ええ、やっぱり侍医にお墨付きを
貰うと安心するわ…その時はよろしく
お願いします…ふふふ」

ウンスは、椅子に腰掛け軽く頭を下げ
微笑む。
大きなお腹はだいぶ下がってきている
初産は、予定日より遅れると世の常
だが、人それぞれ一概には
当てはまらない…重々承知の上で
予定日の七日程まえから、暇を頂くのだ



短い!m(_ _;m)三(m;_ _)mすみません
客人がおり・・・・
今日帰りますから明日からは
大丈夫だと思います

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