木春菊  [偕老同穴] 証  34 | シンイ二次小説でんべのブログ

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翌朝…

「王様…申し訳ございませぬ
昨夜のうち、捕らえに参りましたが
屋敷には使用人しかおらず
イ・ソンミョンは姿をくらまして
おります、すぐに都中の番所へ
知らせを出し、都より一歩も出さぬ
よう指示を出しましたが…すでに
都を抜けておる可能性もあります
某の不徳の致すところにて
大変申し訳ありませぬ」

宣仁殿で、禁軍護軍の報を眉間に
皺を寄せ聴いている王様

「そなたのせいではない故
気にするでない、後手に回ってしまった
と言う事だ…イは大護軍を追って
行ったのやも知れぬ・・だが大護軍が
イの私兵になど負ける筈もないが
されど、護軍ちとばかり頼まれて
くれぬか」

「はっ何なりと」

王様は「近こうよれ」と呟くと
護軍が畏まりそばに寄ると
王様は----と話され
その言葉に、護軍は絶句する

「・・・王様なりませぬ・・」

「何故じゃ?チュンソク護軍なら
手を貸してくれるぞ、そなたら禁軍は
使えぬのぉ・・」

「恐れながら王様、迂達赤と禁軍とでは
立場が違います、アンジェ護軍も未だ
戻っておりません…某一人では判断
しかねます、何卒お許し下さいますよう
お願い申し上げます」

護軍は深々頭を垂れ
その場を後にする


「・・まったく融通が利かぬ男よ」

「王様…」

「なんだ、チョモ!」

「・・また王宮を抜け出すおつもりで
ございますか?」

「ああ、そなたもならぬと申すつもりか
何故じゃ、余は直々イを捕らえに参る
この際、親元派を一掃するつもりでおる
大護軍がおらぬ今だから
余も動かねばならぬ、違うか?
いつも大護軍始めその方らの
手を煩わせてばかり…お飾りの王など
余は好まぬ!赤子が出来強い王の背を
見せたいのじゃ」

「王様…」

王様の決意を耳にし、チョモ
お側に仕えるアンドチも誇らしく
思うのだが・・・大護軍の耳に
入ればと思うと、背に悪寒が走るのを
抑えられないでいた





一方、ヨンとウンスは・・・

雨も上がり、順調に遅れを取り戻しつつ
あった

彼奴が乗る牢車は先頭に
ウンスが乗る輿を一番後方にと
二度と相まみえる事のないようにと
ヨンの計らいであった


ヨンが一緒に眠ってくれたから…
悪夢も観ないですんだのかも
でも彼奴の姿…だめだめ頭の中から
閉め出さないと胎教に悪いわ

ウンスはそう思い
輿の中で小さく頭を左右にふる

違う事考えようとウンスの顔が
百面相へと変わる

ちょっと待って…毎夜抱きしめて
眠ってくれるけど…キスもしてくれる
けど・・あの人我慢してる?
でも江南にいた頃、同僚聞いたことある
けど…奥さんが妊娠すると浮気率が
上がるって・・でもどうすれば・・・
えっ!・・あれを・・
むりむりしたことないもの…

ウンスはぽっと頬を染め俯く

「屋敷に戻ったら…」


「ウンス、屋敷に戻ればなんなのだ?」

「へ?聴こえたの」

「いや、ウンスの気が騒がしい故」


輿の横でヨンがぽつりと呟く



短い…ごめんなさい

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ございますm(_ _)m
白鳥のくちばしから指でなぞれば
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