めぐり逢い永遠に(開院、出産)10 | シンイ二次小説でんべのブログ

シンイ二次小説でんべのブログ

シンイ二次小説を書いています

寒い・・・

ブルッと身震いする
ウンスの両腕を
ヨンは大きな手の平で
瞬時に擦り出す
自分の熱を分け与えようと
ウンスの両手を包み
ふぅ~ふぅ~と暖めていると

あ!・・

と、ウンスの素っ頓狂な声が
ヨンの耳に届いた

どうした・・

ウンスはヨンの手を取り
自身のお腹にあて微笑んでいる

お・・今日は一段と元気に動いているな

そう言うとヨンは
ウンスの大きなお腹に
両手をあてながら瞳を瞑り
胎動を肌身で感じ取っていた

お父さんの温もりが
伝わったみたいよ・・ふふふ

そうだといいな・・・

伝わるわよ…もう私達の声も
聞き分けていると思うわ

カンファレンスが終わり主な医師が
院長室に集まっていた

副院長・・人前ですから
控えた方が宜しいのでは・・・

チュンソクは恐る恐る進言してみるが

ん?寒いと言ってる妻を
擦ってやってどこが悪い・・

そう呟くと横目でチュンソクを
睨みながら再びウンスの腕を
擦りだした

んっ…院長いつ頃産休にはいられますか
後の人材の手配がありますから

事務長のアンドチがタブレットを
片手にスケジュールを確認していた

そうね・・体調にもよるけど
出来れば、ギリギリまで働くわよ
副院長がじっとデスクに
座り院長代行をしているなんて
考えられないもの・・
そうでしょう・・副院長?

ウンスは首を傾げながら
ヨンに目線を戻し尋ねる
その愛らしい仕草に
片頬を上げ微笑みながら
ヨンは暫しみとれていた

ヨン・・?

ウンスの声に我に返ると・・
ああ…俺は生涯現場主義でいたい
デスクでじっとしているのは
性に合わないからな

でも・・産休明けは半年位先になると
思うからしっかりフォローして
貰いたいな・・・

副院長が院長の代行している際には
我々医師が副院長の手となり
身を粉にして働きますから
どうぞ院長ゆっくり産休に
入って下さいませ

なに・・早くに復帰したら邪魔なの?

と、ウンスはチュンソクを
横目で睨む真似をする

い、いえそんな事は有りません
私はただ・・・

チュンソクは慌てて否定する

プッ・・あまりの慌てぶりに
一斉に笑い声が響き渡っていた



今日はマスコミの取材よね

事務長が一歩前に出てタブレットの
スケジュールを確認する

間違い有りません
副院長も同席願いますよね?

アンドチがヨンを
見つめ返事を待っている

あ…同席するつもりだ

ヨンの答えに胸を撫で下ろす
アンドチ事務長

珍しいわね
副院長が面前に出るなんて・・
いつも面倒くさいと
邪気にするのに…ふふ

慣れておくべきだろうから
出てみるさ・・

そう呟くとヨンは照れたように
後頭部を掻いてみせた

ふふふ…宜しくね

ヨンを見上げるウンスの顔は
悪戯っ子の様に
瞳をキラキラ輝かせ
ヨンの顔を覗き込んでいたのだった



>>>>>>>>>>>>>>>

皆様こんにちは

いつもお寄り下さり
ありがとうございます

予約投稿していた記事が消えて
しまいました
昨夜最後の記事を投稿した時に
何かの手違いで私が消してしまったのか
それは分かりませんが
下書きメモが残していましたので
再度投稿しました

ご迷惑お掛けしました


でんべ
































にほんブログ村 小説ブログ 韓ドラ二次小説へ
にほんブログ村