めぐり逢い永遠に(開院、出産)5 | シンイ二次小説でんべのブログ

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翌日、ヨンの腕の中で
ヨンの香りで目覚めたウンス
ぎゅっと抱き締められ身動きがとれない

く、くるしい・・ヨン

瞳を瞑ったまま呟く

大丈夫か・・無理はしてないか?

ん?何の事・・私はいつもの私よ
ねぇ…緩めてくれる・・・
朝御飯食べて病院に行かないと

いや・・離さない・・素直になるまで

そう言うと瞳を開らき
熱い眼差しを向ける
あの時代の友が言った言葉がおぼろげに
脳裏に浮かんでいた

《笑顔の下に悲しみを隠すのがお上手・・≫

なんでもないってば・・

腕の中でもがきながらやっと
抜け出す事が出来た

まったく頑固だな・・

な、なに・・私のお守りは大変って
伝えてあるわよね・・・
仕事なんだから早く起きて

と、着替えを渡した

確かに気は沈んでいるな
さてどう引き出すか・・

ウンスの気を探りどんよりしている
のに気がついた、だか訳には
辿り着けないでいた
ベットに大の字になり瞳で
ウンスを追ってふと考えついた

ウンス・・・
着替えを手伝ってくれないか

大の字の身体を動かさず
頭だけを動かしウンスを見つめる

いつも一人で着替えているのに
急にどうしたの?

甘える事のないヨンが
あまえる仕草を見せていたため
ウンスは驚きベットに歩み寄った

どうしたの…熱でも有るの

額に手をかざして見るが
熱はなさそうだった

もう…ヨン仮病でしょう
早く起きてって・・

いや…手伝ってくれるまで起きない

ぷいと反対を向いた

もう・・・ヨン!

バシッと足を軽く叩くと
着替えを持ちベットにウンスが
上がって来るとヨンは
背を向けたままボソッと呟いた・・

心も俺のそばにいてくれ

・・・・・

あたりまえよ
ヨンのそばから離れないわ




勤務が始まりウンスは
院長室で今日の予定を
アンドチ事務長から報告されている

今日は地域の子供達が見学に来るのね
医師の邪魔に成らないように
配慮だけはお願いしますね
ご苦労様でした…事務長

と、ウンスは事務長に微笑みを向ける



ヨンの処置室が
少し騒がしくなってきた
見学の子供達が遠巻きに
医療の現場を眺めている

カッコいいなぁ~
ぼくもお医者さんになって
病気の人をなおすんだ

などと子供達が話す言葉を
ヨンの耳に届いていた

処置が終わり
子供達の前に歩み寄り子供達の目線まで
膝をおり頭をポンポンと撫でながら
目元を緩め呟く

その優しい心を忘れるな



そして昼時になると
ヨンは院長室のドアを開けた
誰も居ないのを確認すると…

ウンス・・昼飯を食堂で食べないか

照れくさそうに
鼻の頭を掻きながら呟く

良いの?時間あるの・・

嬉しそうに瞳を輝かせ
ヨンに近づき腕に触れている

これか・・・

ウンスの弾ける笑顔を目の当たりにし
ヨンはウンスが塞ぎ込む原因に
目星をつけたのだった


































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