めぐり逢い永遠に結婚編48 | シンイ二次小説でんべのブログ

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クリスマスも近づいたある日
やっと看護師の募集に応募が来た
診療所が昼休憩の時間に訪ねて来た
手にはメモ用紙を持って…
診療所の扉を開けると
そこにはトルベがいる

!!
トギ・・

思わず言葉が出た…

トルベにメモ用紙を見せる
そこには看護師の面接に来ました
と書いてあった
トギには暫く待つように伝え
ウンスに知らせようとバタバタと
休憩室に走る

なんだ、トルベ煩い!走るな…

ヨンは休憩室から顔を出した

いや、その、トギが…

トギ?

はい…看護師の面接に来たと
メモ用紙を見せられました


ん?と言うことは…

ウンス・・貴女手話が使えると
前に話してなかったか?

えぇ多少なら・・
どうしたの…手話が必要な患者さん?

ヨンを見上げ首を傾げる

コホン…
そんな仕草をするな!

・・どうして?

まぁ…家に帰ってから詳しく
それよりウンス、トギが看護師の
面接に来ているそうです

え!トギが・・・

ウンスは大きな瞳をより一層大きくし
ヨンを見上げる

えぇ…トルベが言うには…

ウンスはトギに合うべく玄関に向かう
トギはウンスに会釈し、メモを見せる

うん!分かった、上がって頂戴

トギは耳は良く聴こえるが
言葉が不十分な為なかなか仕事に
付けていない事を手話で説明している
ウンスがトギの手話をヨンに
伝えている…

ヨン…言葉が不自由だからと
仕事に付けないなんて、あんまりだわ
看護師の仕事って医師の話が
理解出来たら、問題ないでしょう?
看護師の免許もこの通り有るのよ

分かりました、ウォルさんの負担は
これで減りますね…

ありがとうヨン…ふふ

ヨンは緩む口元を引き締め
ウォルを呼ぶ

明日から看護師で勤めるトギさんだ
宜しく頼む

分かりました…宜しくね

ウォルはにっこり微笑み右手を差し出す
トギも立ち上がり握手をする

トギ・・・・変わらないんだな

チャン先生は物陰から様子を
伺っては居るが、現れ様とはしない…

ふぅ・・・

深呼吸をし診察室へ入っていった
そして
トギは上機嫌で帰って行った



ねぇ…トルベさん
あのトギさんもあの時代にも
居た方なの?

多分そうです!当時は薬剤に関しては
右に出るものはおらず全てトギを
頼りにして居ました…
確か薬草の効能を確かめる為に
自ら口に含み過ぎで声を失った筈

トルベは遠い昔を思い出しながら
ぽつぽつと話す

そうでしたか、仕事熱心な方なんですね

当時のチャン侍医の側に
ずっとおりましたから

チャン侍医って、チャン先生の事ですか

そうです・・

どうしてチェ先生の周りには
当時の仲間が集まるのでしょう?

分かりません・・・


翌朝からトギは手を忙しく動かし
ウンスに何かを訴えていた…

トギ…さん、もっとゆっくりして
速くて分からないわよ

はぁ…

と、ため息を盛大に付くと
メモを取りだし
さらさらと書いてウンスに見せた

ん?早く仕事しろ
患者さんの目も有るから
イチャイチャするな?

もう、なによトギ
何十年も見てきたかのように
言わないでよ…

まるであの時代を彷彿させる
ウンスとトギの掛け合いを見ていた
ヨンは上手くやって行けると
胸を撫で下ろしたのである











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