差し入れもすみません
ウンスの母は叔母に笑顔で挨拶を交わす
施設長！
テマンが飛んで来た
お…テマン元気で居たか、ん？
叔母はテマンの顔を覗き込む
はい 兄さんも姉さんも可愛がって
くれて、元気でやっています
そうか、そうか
なら良かった・・・・
手伝わせてくれ…
じゃあお願いします
ウンスと叔母と母は
キッチンへと入って行く
先ずはズッキーニのチヂミ(ホバクチョン)を作ろうとしている
お義母さん、ズッキーニって切って
貰えますか？
・・ウンス・・・
叔母はウンスに向き直り手を握り
瞳を見つめ呟く
お義母さんと呼んでくれてありがとう
でもな、ヨンの母は亡くなった
義姉だけなんだ…私は母にはなれない
でも本当に嬉しかった
口下手な叔母らしい伝え方だ
ウンスの手をぽんぽんと擦り
うん、うんと頷いている
分かりましたよ、叔母様で良いんですね
あぁ・・それで頼む
ウンスはヨンの顔を見るが
首を左右に振っていた
うん！と頷くと
叔母様じゃやりましょう
お邪魔しますよ
会長…ご無沙汰しております
ミンさんもノグクさんも・・
ワハハハ
先生方も元気だったか、皆さん方も
コン会長は回りを見回す
さぁ皆さんこちらにお座り下さい
ウンスはホスト役に徹していた
先生…
ウォル！トルベさんも良く来てくれたわ、上がってね
チャン先生遅いわね
道に迷ってるかしら、
ちょっと見て来ようか…
遅く成りました・・・
その声にウンスが振り返る
チャン先生！
ウンスは飛び付くような勢いだか
ヨンが咄嗟に腕を掴む・・
おっとと ん？あれ・・・
もぅ危ないわよ
ウンスがヨンを横目で睨む
ワハハハ
相変わらずですな
本当です ユ先生
あはは…
会長やノグクにクスクスと笑われ
照れる隠しのように笑う
先生方先ずはこちらを・・
なんでしょうか…
会長が差し出した封書らしきものを
ウンスが受けとる
ミンとノグクさんの招待状です
え、本当ですか？それでいつです？
ウンスはヨンと招待状を開く
来年6月ですか
おめでとうございます
ソウルなんですが
是非出席して頂きたい
勿論喜んで出席させて貰います
ヨンは立ち上がり
コン会長と握手を交わした
トルベは、はたと気が付いた
口をパクパクさせ
これでもかと言う程
瞳を見開きヨンの顔を見ている
つかつかとヨンが
トルベの前へ行き後頭部を平手で
殴る真似をする
お前が言いたい事は分かっている
その通りだ、口に出すな
口を手で押さえ頷く
チャン先生は一瞬驚くが
縁がめぐり逢わせたんですね
と呟いている・・・・
その言葉に黙って頷くヨンとウンス
私からも宜しいでしょうか
チャン先生どうしました？
是非チェ先生とウンス先生と共に
働きたくお願いに参りました・・
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