安田祐香選手のキャディー界隈がざわついている。

(ざわついているのは私だけかもしれないが…)


な、なんと、開幕から5試合、姉の美祐さんのキャディー起用がないのだ((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

(ざわざわ)


ここ2年間、祐香選手の主戦キャディーとして多くの試合で担いできた美祐キャディー。



2022年安田選手キャディー起用事情



2023年安田選手キャディー起用事情



安田陣営、いや安田家で大きな方針転換がなされたと考えるのが自然な気がする。


「なぜだ、なぜなんだぁ?😢」

私を含めた多くの姉妹タッグファン達が血涙をしぼる中、一つ冷静に考察してみよう。


🚩思えば美祐さんは祐香選手の精神的支柱であった。

それを最も表したのは2021年QTファイナルステージだ。

突風吹き荒れる葛城ゴルフ倶楽部。
3日目を終えて圏外と大ピンチに陥りながらも、肉体的にも精神的にも軟弱だった祐香選手を、叱咤し時には笑かし大したことはないと落ち着かせ、何とかその技量の一端を引きずり出し、出場圏内に潜り込ませた。

当時、祐香選手のコメントをみて、この時は絶対美祐さんでなければ駄目だったんだろうなぁと思った。

そして、もし2022年レギュラーツアーの出場権を逃していたら祐香選手のゴルフ人生は今とはだいぶ変わったものになっていただろう。

まだ身体的、精神的不安を抱えていた2022年シーズン、美祐キャディーの起用は激増した。
まるで傷ついた雛鳥を見守る飼育員さんのような眼差しの美祐キャディーがそこにはいた。



安田姉妹のタッグはやはり独特の雰囲気がある。お互いに遠慮はない。言いたいことを言い合う。

けれど、最終的には美祐さんは一歩引く。姉として大人として。
祐香選手は少しすまなそうに、それでも甘える。

言葉もいらないと時もある。だいたいは姉は妹のことをわかっているから。

無言で並んで歩いていく二人を見ていると、
「絶対に、絶対に二人で優勝してほしい」
と心から思った。


2023年シーズンに入ると、二人の様子に大分変化があった。

祐香選手がよりわがままになってきたのだ。別の言い方をすると、言うことを聞かない。

美祐キャディーを置いて一人でずんずんマネジメントしていく祐香選手がいた。
やれやれという風情の美祐キャディーを何回か見た気がする。

当然だ。祐香選手は日々強くなっていったし、大人になっていったのだ。
だからといって二人の関係性の根本が変わるわけではない。
ゴルフの極みの道に入っていった祐香選手の立ち位置が変わっただけなのだ。


そして、2024年シーズン。

二人はそれぞれの道を歩みだしたのだろうか?

美祐さんには美祐さんの人生がある。あれだけバイタリティー溢れる方なのだ。
自分の夢を目指すのは当然のことだ。

今年、1試合でも2試合でも美祐キャディーが担ぐ試合はあることを願う。
頻度が減れば減るほど、祐香選手にとって美祐さんの価値、有り難みは増すと思う。

そんな最高なコンビネーションの二人がみたい。

そして、やはり叶わぬ願いだとしても、二人での初優勝がみたいのだ。



妹はいつでも、姉の背中をみているものなのだ。
末っ子の私にはそれがわかる。



  若干妄想も含んだ姉妹物語パート1   ~完~