■6/1(月)


9:00頃に研究室入り


TA仕事を済ませた後、研究室ニュースの会議


自分の仕事を全然していなかった事に気付く


研究室の雑務とか


今ホンマにしたくないのに



・・・



午後からはSゼミ


B生が各自、作ったレジュメで発表


それに自分たち院生が解説を加える


都市計画の基本


多変量解析の基本


ピンからキリまで知らなくても良いけど


「知らない」では済まされない


そんな基礎のキの字から


改めて学べる良い機会



・・・



少し時間があったので


研究室ニュース用の


自分の自己紹介文を作成


例年通り


お世話になった先輩達へのメッセージも込めて


生意気な文を書いてやった



・・・



その後、児童館のバイト


疲れているのか


なんかイライラしてた気がする


そんな気分だと


子供たちに対する


自分のリアクションも薄くなってしまう


子供たちに申し訳ない



・・・



帰宅後


少しだらっとしながら


あつみさんに宛てる手紙を書いた


しょっちゅう飲みに行ったり


遊んだり


相談に乗ってくれたり


大切な先輩の一人


一緒におって楽で


言いたいこと言える


姉のような存在



・・・



あつみさんが卒業する時は


あんなに寂しかったのに


年度が明けて


びっくりするぐらい


そんな日常に慣れきった自分がいる


人間って案外そんなもんだと


割り切るのは簡単やけど不本意


それでも


何度も書き直しながら


慣れない手紙をしたためているうちに


ほんの少し寂しくなった


明日投函する予定



・・・



その後


後藤研究室の年会誌『遺伝誌』や


うちの研究室の既往論文なんかを読み漁って


いま、独論の概要を考えていたところ


ややあって集中が途切れて


PC内にまとめてた


デジカメのデータを


なんとなく見てたら


昔好きやった人と撮った写真があって


なんか急に


その人との


色々な出来事を思い出して


ぞくっとするような


胃が痛くなるような


変な気持ちになった



・・・



縁があったら


また会えるんかな

■5/30(土)


早朝に福井駅に到着


両手いっぱいの荷物を


原付の両ハンドルに引っ掛けて


アクセルいっぱいで帰った


まとめて入るスーツケースが欲しい



・・・



帰宅後は


東京での出来事を


頭の中で反芻しながら眠った



・・・



■5/31(日)


完全に寝すぎた


おかげで


TOEIC試験を受け損なう


ホンマに最悪や


仕方なくこの日は


平賀さんや後藤教授にお礼のメールを送り


本を読んで過ごした


近代思想の本


仏教についての本


読み切ったらまた詳細を



・・・



ずいぶんとお世話になった中島さんに


何か福井の名産を送ってあげよう


どれがええやろか


何度も福井に来ている人やから


迷う



・・・



そういえば


昨日、今日と


福大の学祭やったらしい


もうホンマにどうでもいい

■5/29(金)


高速バスでの寝不足


先日の刺激的な時間


諸々の作用か


起きたのは昼前


人の家なのにも関わらず


熟睡してしまった



・・・



この日は


中島さんと2人で


日中から贅沢にも温泉に入り


東京の色んなところを歩いた


新宿や渋谷といった


いかにも都市的なところではなく


歩いて楽しいところを案内してもらった


中島さんの住んでいる荻窪もそうやけど


東京といっても


都心の一部分を除けば


意外と緑は多い



・・・



印象的やったのが


吉祥寺の昔ながらの商店街


若者向けの店に紛れて


八百屋や魚屋、花屋なんかが


普通に並んでいる


さらに狭い路地を行くと


カウンターだけの居酒屋が


所狭しと詰まっていて


立ち寄りたい、温かな空間が形成されていた


これが本当の『盛り場』の姿


近代的、都会的、そんなイメージが取り巻く東京も


見せる姿は様々


東京には自分の知らない色んな東京がある



・・・



欅並木で有名な


中島さんの母校である成蹊大学や


井の頭公園


途中で喫茶店に寄ったりもしながら


色んな話をした


「何かになりたい」という風に


ゴールを決めるのではなく


知的好奇心に任せて


回り道をすることも大事


最短距離で走るだけが人生ではない、と


中島さんは繰り返し言う



・・・



自分は


最短距離を意識している


意識せずにはいられない


そういう性格で


今まで生きてきた気がするけど


なんだかんだで


上手い具合に


回り道しているような気もする



・・・



中島さんと一旦別れ


少し1人で


吉祥寺をぶらぶらした後


家に戻り、晩御飯を頂いた


早稲田に通うなら


うちで暮らせば?


雑費込みで家賃3万でいいよ?と


破格の条件を提示し


中島さんは笑う


食べ物や本をたくさん頂いて


『東京の母』中島さん宅を後にし


新宿から夜行バスに乗り込んだ



・・・



本当に刺激的で


前進した2日間やった

■5/27(水)


少し寝過ごして


昼前に研究室へ


この日は昼から児童館のバイトやったので


動きやすいバイト用の服装で


研究室で最低限の用事を済ませたら


すぐに出勤する予定だった


しかし今日は


研究室の年会誌用に


教授も含めたメンバーの集合写真を撮る日で


全く知らんかった自分は


さすがにジャージじゃまずいと思い


着替えに帰る羽目になった


その後急いでバイトに



・・・



バイト後


着替えとか資料とか


東京行きの支度を整える


思っていたより早く済んで


家でだらっと時間を過ごしてしまい


22:00発のバスに


ぎりぎりで乗り込んだ



・・・



■5/28(木)


6:30に新木場駅に到着


東京メトロ、JRを乗り継いで


中島さんの家がある荻窪に向かった


電車はあまり混んどらんかったけど


駅の構内や電車内にはランドセル背負った小学生なんかが結構いて


ここが東京であることを思い知らされる



・・・



荻窪駅からバスに乗って


降りたところに中島さんが愛犬と二人で待っていた


家に着いた後


朝ごはんを頂き


コーギーのももちゃんと遊んだり


近況を話したりして


昼までの時間を過ごした



・・・



少し話が変わるけど


インドネシアで採れる


メリンジョという植物がある


その実は栄養価が高く


抗菌作用や抗酸化作用もあるらしい


知名度もデータも不完全な段階ながら


この実を、様々な形で有効活用し


普及させていくことは


食品、薬品の新たな可能性に繋がるし


何より、現地の人たちの生活を助けることにもなる



・・・



福井に来た最初の年に


その『様々な形で有効活用し』という部分で


自分は活動に関わった事があって


もう3年近く前の事で


ほとんど記憶に無い活動ではあったけど


なんと中島さんは


もっと昔から


メリンジョの普及活動に関わってる人だった


自分が中島さんと知り合ったのは


池田町での活動を通じてやったけど


そもそも福井に来た最初のきっかけは


池田町ではなくメリンジョだったという



・・・



世間は広い


これは真理


しかし唐突に


ものすごく局所的になる時がある


これが『縁』というものなんだろうか、と


淹れてもらった紅茶を飲みながら


中島さんと話しながら


人生の不思議さを思った



・・・



昼前に中島さんと一緒に出発


バス、電車を乗り継ぎ高田馬場へ


早稲田大学の門の前で


中島さんと一旦別れた


目指すは後藤教授の研究室


東京に来たのは


この時のため



・・・



上昇するエレベーターの中で


呼吸を整えつつ


研究室の扉をノック


何人かの学生がいて


案内してもらい


ついに教授と対面した



・・・



自己紹介し


博士修了生の進路


外部生の比率


プロジェクトの詳細


ゼミについての内容


とにかく色々な


もやもやしていたことを


メモを取りながら聞いた


後藤教授は


落ち着いた物腰で


質問に答えてくれた


最後に


研究室の年会誌を2冊頂き


そしてなんと


今年の夏のゼミ合宿に


参加させてもらえることになった



・・・



この教授の下で研究を続けたいと


思って以来


教授の著した本や論文


研究室のHP


手段は問わず


とにかく情報を集めてきた


それによって得たものは


もちろん無駄ではない


それでも


『百聞は一見に如かず』的なニュアンスの通り


たった小一時間の面談で


自分が得たものは


とてつもなく大きい


こんなにわくわくするのは


ホンマに久しぶり



・・・



面談後、中島さんと合流


タクシーに乗って


ランドスケープ・プラスの平賀さんの所へ


とてもおしゃれなつくりの事務所で


平賀さんとスタッフ数名


そしてバイトをしている寺沢さんという女の子も加わり


昼御飯をご馳走になった



・・・



平賀さんは日建設計で働いていた人で


独立しランドスケープ・プラスを立ち上げた


現在は都心のヒートアイランド現象を抑制する『風の通り道』などのプロジェクトに携わっている


とにかく話を『聞いてくれる』人で


自分みたいなヒヨっ子の言葉も


上手に汲み上げて


的確な一言を放つ


すごい人だ



・・・



そのランドスケープ・プラスで


バイトさせてもらう予定の


寺沢さんは


東京大学で建築をやってる院生


つまり自分と全くの同期


ポートフォリオもさることながら


現代の建築に対する疑問、葛藤


そういう問題意識を


上手に言葉にする



・・・



東京には


自分と同じ世代で


こんなすごい人がいる


そして、そんな人がまだまだいる


まるでサイヤ人のように


わくわくは止まらんかった



・・・



事務所を出た後は


中島さんと寺沢さんとの3人で


江戸川なんかを少し歩いて


早稲田大学の大隈重信像の前で


寺沢さんとなぜかツーショットの写真を撮り


喫茶店で少し話をした


話、というより議論


いつもの研究室では出来ない熱い口調で


自分も話していたように思う



・・・



寺沢さんと駅で別れ


中島さんと色んなところを歩き


帰宅後、美味しい夕食を頂きながら


ビールで乾杯した


この日は色んな人に出会えたけど


よく考えたらそれは偶然で


そんな偶然の繰り返しで


自分と他の人との繋がりが生まれて、育っていく


なんか滑稽だね、と中島さんは笑った


確かにこの上なく滑稽で


濃い一日だった

■5/26(火)


9:00頃に研究室入り


講義資料をコピーした後


研究室で読書


すごい勢いで眠気がやってきて


簡単に力尽きた


最近寝ても寝ても眠たい



・・・



19:00からREF幹事会


終わった後


たっちゃんと帰山さんと夕食


随分久しぶりにピザを食べた



・・・



研究室に戻り読書


鳥井弘之『原子力の未来』


なかなかまとめて読めんくて

最近になってようやく読破した一冊


牛でも鹿でも羊でも


食料がある限り


個体数はいくらでも増え続ける


次の段階として


具体的に言うなら飢餓や病気が訪れ


必然的に個体数はまた減少する


そういう風にして


長いスパンでみると


生物の個体数は一定に保たれている



・・・



唯一の例外が人間


もっとも近代までは


天敵こそいないものの


食料や資源が制限となり


人口の爆発は抑制されていた


緩やかな増加で済んでいた


しかし


産業革命を経た人間は


地下に眠る化石燃料を『解放』することに成功した


人間にとっての20世紀は


そんなストックを貪った時代だと言える



・・・



ストックは有限


使い切れば


牛や鹿や羊のように人間も


生存可能な人口まで減ることになる


減ってしまえばまた


定常的な営みを続けることが出来るはず


しかしそれは


人口減少の過程で


戦争、疫病、飢餓などを伴う


悲惨な時代が


避けられない事を意味する



・・・



『持続可能な社会』は


極論を言えば


エネルギーの問題で


人口爆発に歯止めをかけるのも


地球環境を健全に保つのも


食料を確保するのも


エネルギーの供給と密接に関係している



・・・



「太陽光や風力などの


自然のエネルギーを使えばいい


だから原子力には反対」


そんな綺麗事が


もう通用しないほど


現在の人間は贅沢になってしまった


今の人間1人の生活に必要なエネルギーは


江戸時代の生活に置き換えると、なんと50人分


近年の人口増加も考慮すると


いかに莫大なエネルギーを消費しているか


いかにそんな状況に慣れ過ぎているか


痛感せざるを得ない



・・・



日本全体のエネルギーの


約50%に当たる量が


産業、特に製造業で使われる


残り50%のうち


25%が交通機関


12.5%がオフィス類


12.5%が家庭で消費される


つまり


エコ家電とか、冷暖房の制限とか


家庭で出来る範囲の節約は


人間の活動全体を考えると


些細な抵抗でしかないという事


全ての国民が努力して


家庭のエネルギー消費を1割減らしたとしても


日本全体では1.25%の節約に過ぎない


この結果は


近年のエネルギー問題に対し


ライフスタイルを見直せば良いとか


もはやそんなレベルではない事を表している



・・・



自然界と切り離し


人間の領域で制御可能なエネルギー源である


原子力発電


事故や問題点ばかりが指摘されとるけど


エネルギーを垂れ流して生活する


己の姿を省みず


何も知ろうとせずに


反対するだけの人間は


何様なんやろうか



・・・



でも自分の地元に


高速増殖炉や再処理施設なんかが


建設されるとなると


反対する気持ちも分からないでもない


施設の存在によって発生するリスクはもちろん


補助金の是非


電気の生産地・消費地の関係


問題はいくらでもある



・・・



本の最後の方に載っていた


小型炉を首都圏のど真ん中に建設し


原子力の安全性をアピールするというアイデアは


面白いと思った


ホウレンソウのダイオキシン汚染の報道の後


総理大臣がホウレンソウを食べたパフォーマンスを


思い出した


あれいつやったけ



・・・



勉強になった一冊やった


今日はもう帰って寝よう

■5/23(土)


洗剤なんかを買い足したり


部屋の掃除をしたり


名刺を印刷したり


こまごまとした仕事で


日は暮れていた


22:00からコンビニのバイト



・・・



久しぶりにTSUTAYAで


CDを借りた


フジファブリックのアルバムがお気に入り



・・・



■5/24(日)


この日は


少し本を読んだ以外は


ほとんど寝ていた


THE・休日とも言うべき


一日を過ごしてしまった



・・・



■5/25(月)


TAの仕事の確認のために一度学校に行き


昼からバイトのためまた家に戻った


読書で時間を潰して


夜はコンビニのバイト



・・・



最後に


この3日間で読んだ本を


まず穂村弘の2冊


『現実入門』


『もうおうちへかえりましょう』


この作家は想像力というか


着眼点が秀逸



・・・


『にょっ記』から抜粋


「1月31日 ヘッドスライディング


天使がヘッドスライディングをみせてくれる。


私の足元に向かって輪から猛然と突っ込んでくる。


もうもうと土煙のたつ、一級品のスライディングだ。


飛べるのになあ。」



・・・



かと思えば


『ラインマーカーズ』では


「歯を磨きながら死にたい/真冬ガソリンスタンドの床に降る雪」


のような悲痛な短歌も書く



・・・



今回の


『現実入門』や


『もうおうちへかえりましょう』も


そんな彼の


独特な表現や思考が詰まっている


こんな発想が出来る人が羨ましい


きっと研究にも必要な発想やと思う


というのは


かぶれ過ぎやろか



・・・



続いて


後藤春彦『景観まちづくり論』


色んな地域の事例が多く載っていて


それぞれが個性的なプロジェクトで


活性化を図っていた


同時に


池田町のまちづくりも


この本に載っていても違和感が無い位


個性的だと実感した



・・・



なんか疲れてるなぁ

■5/20(水)


15:00から児童館のバイト


張り出されていた6月のシフトを見ると


なんかびっちり出勤になっていて


思いの外焦る


このバイトは楽やけど


平日の日中の時間をとられるのがキツい


夜中なら


なんぼでも出勤するのに


そんな事を考えているうちに


更けきった夜中


児童館で遊ぶ子供と自分の姿が思い浮かんで


そのシュールさに


1人ニヤッとなった



・・・



研究室に戻り


明日のゼミ資料の内容と


池田町を舞台に書こうと思っている論文の内容を考えた


この論文は


修論とは別に


自分1人でやろうと思っている


もちろん教授にも伝えていない


色んな形でお世話になった池田町に対して


自分が「研究者として」できる恩返し


…と勝手に綺麗に位置付けている


言うなれば『独論』



・・・



2つの事を


同時に考えることは


とてもじゃないけど難しいことで


修論、独論のプランニングは


明け方まで続いた



・・・



■5/21(木)


10:00からMゼミ


ここんとこ毎回Mゼミは徹夜明けで臨んでいる


望まぬながら臨む、その訳は


準備がギリギリという理由しかない


どうしてそれを前倒しにできないのか


これはもう


人間的な部分で治しようがないというのもあるけど


正直に正当化するならば


時間に余裕があるときは


別の必要な事をしているから


読書、バイト、別件プロジェクト


つまり、無駄にしてるわけやないという事


と言ったところで


結局ゼミ準備が不十分になってしまったら


本末転倒でしかない


ウェイトを考えなければ



・・・



中島さんからメールが来ていた


来週の東京での面談後


中島さんの知り合いであり


ランドスケープ・プラスという会社の代表者の


平賀さんという方を紹介してくださることになった


早速ネットで情報収集


コラムや建築作品、受賞暦を見るとすごい人で


その方と


お昼を一緒に食べつつ


話を聞いてもらえる機会を頂いた


忙しい中


地方駅弁大の一学生に会っていただける


平賀さんと


そんな御縁を自分にくれた


中島さんに


感謝しつつ


きっちり勉強して備えに代えたいと思う



・・・



午後からは測量のTA


終わってからは夜まで本を読んで


眠気の限界がきたところで帰宅


早めに就寝



・・・



■5/22(金)


朝から世論調査の抽出作業のバイト


鯖江市役所、越前市役所と


2つの役所をまわった


ガソリンの残量に


ハラハラしながらも


研究室に戻り


東京行きの高速バスの予約を済ませた


さぁ今から独論を考えよう

■5/18(月)


児童館に着くと


何やら違う雰囲気


どうやら今日は


小学生向けの交通安全の説明会セミナー的な催しがあり


警察の方が数人と


朝日新聞の記者


更にはNHKのカメラまであった


いつもふざけ倒している子供たちも


今日は少し緊張気味


驚いたのは


NHKのスタッフが「インタビュー受けたい人はいますか?」と


子供たちに呼びかける


はいはいはい!と皆が騒ぐと思いきや


立候補者は一人もいない


自分が小学生の時は


間違いなくマイクの奪い合いになったはずやのに


これには正直驚いた


ゆとり教育とか


モンスターペアレントとか


子供を取り巻く環境は変わり


子供の気質も変わっている



・・・



地元では


インフルエンザの感染者が次々と見つかり


マスクが売り切れて買えない状況らしい


それなら、と


こっちで買って送ってあげようと思い


ドラッグストアに寄ってみて気付く


福井でもマスクは売り切れている


自分も気を付けよう



・・・



■5/19(火)


8:30頃に研究室入り


講義資料のコピーを済ませた後


いなかもん学校の文書を作成


その後、朝日新聞の世論調査のバイトへ


各自治体の役場に出向き


有権者名簿の中から


指定された計算式に従って


指定された人数を


ランダムに抽出する


抽出された方に対するインタビューをまとめたものが


いわゆる『世論』として紙面に掲載される


今回はその前段階、対象者の抽出作業で


永平寺町の役場へ行った


もともと小さな自治体で、有権者数も少なく


一時間弱で作業は終了


時給制なので


もっと時間かけてもよかったかもしれんけど


最近はそれどころではない


バイトなぞ


せずに済むなら


したくない


できる限りを


読書に充てたい


…無駄に短歌調になった



・・・



作業終了後は


研究室に戻り読書


進士五十八『「農」の時代』


これは前々からじっくり読みたかった本で


自分が池田町に向かう理由を一層濃くした一冊


『農』は人間が生存するために必要な


衣・食・住の全てを含む


極めて重要な概念


農業:agriculture


culture、つまり文化


人の歴史そのもの



・・・



土地利用の特化・単純化によって


個性が没された都市が多い中


農村の多様性・多層性からくるそれぞれの地域色は


ひときわ輝いて見える


農業は単なる産業ではない


環境であり文化なのだと思い知る


国の自給率の低下や


食の安全性


そういった観点から


農業は再び注目されつつある


しかし農業に携わる人間はまだ少ない


農業は重要だと


心のレベルで分かっていても


収入や手間、そういった現実的なレベルでは分かっていない


分かろうとしていない


かく言う自分も


行動で表現できない位置にいる


「20世紀は『農村の都市化』の時代だった。


21世紀は『都市の農村化』の時代でなければならない。」


もうこの言葉に


全てが集約されている


この本は研究室の蔵書で


教授に薦められた一冊やねんけど


お金に余裕ができたら


絶対自分用に買おうと思う



・・・



続いて


後藤春彦『まちづくりオーラルヒストリー』


地域を生命体に見立てたとする


その中にある


脈々と受け継がれてきた遺伝子


これを『地域遺伝子』と定義して


まちづくりのヒントにする


さて地域遺伝子はどこにあるのか


それは住民の心の中


地域に住む一人ひとりの経験、思い出、記憶


その集合体が


地域の記憶、言うなれば『コミュニティ史』になる


そこからまちの進むべき方向を


コミュニティ史を構成する住民自身で明らかにしていく


『新・内発的まちづくり』と表現されていたこの手法は


『役に立つ過去』を活かし『懐かしい未来』を描く手法



・・・



何かにつけて


本来あるべき姿を


過去の情報から探るというのは


色んな分野でよくあるやり方やけど


『まちづくりオーラル・ヒストリー』は


そのソースが人の心の中にある


記憶の中の映像や音


前の日記に書いたサウンドスケープも


きっと無関係じゃないと思う


そういった意味を踏まえての


『懐かしい未来』という描写


この表現がとても印象に残った


もし許される時間があれば


池田町のオーラル・ヒストリーも調べてみたい



・・・



穂村弘『にょっ記』


日記のようなエッセイのような


現実のような妄想のような


不思議な本やった


穂村弘の本はまだ2冊残っているので


読み倒して


浸ってみようかなと思う



・・・



久しぶりにゆっくり本が読めた


本で溢れかえった8畳半の部屋


未読分はまだまだ残っている


上手に時間を使いたい

■5/16(土)


13:00からのバイトが


急遽キャンセルになり


今日は一日ずっと本を読んでやろうと思った矢先


ノリからメール


連れてってほしいところがあるとの事



・・・



日中はずっと2人で


色んな所をぶらぶらした


ちょうど良い機会やったので


ついでに電球とか生活用品を買い足す


あと前から少し気になってた


穂村弘という人の本をどっさり買い込む


帰宅後


早速そのうちの一冊『ラインマーカーズ』を読んだ


この本は


何度も繰り返し読んで


ゆっくり中身を消化するような


そんな印象の本やった


その後


Amazonで専門書を3冊注文した


がつがつ読みたいと思う


22:00からコンビニのバイト



・・・



■5/17(日)


14:00からコムニタで『いなかもん学校』の会議


自分が池田町に行ってない間に


プランは少しずつ進んでいて


ゆっくりやけど練りこまれている感じがした


農村に関わり


メンバーそれぞれが感じたこと


農村のたくましさ


自分で自分の暮らしを「つくる」ことができる手


金を必要としない生活


生きているものとの触れ合い


食に対する愛着、安定感、安心感


小さな工夫の集合


田舎にしかない「輝き」


精神的な自給


そういった


農村に対する『気付き』を


伊藤先生を交えて


皆で話した



・・・



夕食後


デザイナーの明星先生に


プランを見せて


アドバイスを頂いた


キャッチコピー的な広告表現じゃなく


自分達の本音を


美化せず、そのまま


吐き出すことで


素晴らしいものになる、との事


言われてみれば


メンバーそれぞれの意思を練り上げて


一本化することに


少し躍起になりすぎていたような感じもする



・・・



ミーティングが一段落した後


東京から来ていた中島さんという方と話をした


そこで聞いたサウンドスケープという概念について


かいつまんで説明すると


引き戸のガラガラという音は


もし実家が引き戸なら


その音で、思わず故郷を思い出すのかもしれない


そんな風に


人の気持ちや記憶を喚起させる『音』は確実に存在している


雨の音


虫の声


工場の作業音


『百聞は一見に如かず』という諺があるけど


言葉尻を捉えるならば


百回聞くことで一見に相当するのだという事


これを学術的な域まで詰めたものが


先述したサウンドスケープというものらしい


他にも


東京の商店街の話や


福井のまちづくりの話


中島さんの知り合いの話なんかをした


月末に自分が東京に行く予定を告げると


有り難いことに


家に泊めてくれるとの事


さらに


話でした色んな方を紹介してくれるらしい


感謝の言葉も出ない


今から楽しみ



・・・



自分は


他のメンバーと違い


農村で生活しているわけではない


それに対する気後れは


ゼロではない


自分はなぜ、農村に向かうのか


おそらく自分は人間との出会いを求めている


出会いといっても彼女、婚活といった話ではなく


老若男女、色んな人間


自分とは別の分野で


別の生き方をしている人間



・・・



知的好奇心を満たす出来事が


若いうちに何度巡ってくるか


これは割と


人生で重要な要素やと思っている


池田町で色んな人からもらえる刺激、叱咤、激励


色んな世界を覗く感動


そんな色々が


故郷・淡路島に似た農村風景に重なり


自分にとっての居心地を創り出している


それがノダミツルにとっての


池田町の姿なのかもしれない

■5/15(金)


ここ数日の睡眠不足の


しわ寄せが一気にきたようで


起きたのは昼過ぎ


だらっと研究室へ



・・・



PCを立ち上げると


某教授から手紙の返事が来ていた


指導教官に相談はしたのかという事


そして、空いている予定が記してあった



・・・



そこで急に怖くなった


なんというか


言葉ではとても説明できない


そんな怖さに襲われた


教授とやっとコンタクトが取れて


それは大きな前進やけど


その一歩は


もう後戻りはできん一歩で


自分はそれを怖いと思った


例えて言うなら


明るい部屋で


懐中電灯を点けたとする


視界は


どこも明るい


そこで部屋の電気を消してみる


急に視界が暗くなる


目に見えるのは


眩し過ぎる懐中電灯



・・・



ここにきて


自分はびびってるんか


それすらよく分からん


武者震いのような


良い緊張感みたいな感じもする


メールに返信をした後


気持ちをごまかすように読書


夏目漱石『坊っちゃん』


あと専門書や論文なんかを


だだっとナナメ読みした


頭に入っているとは言い難い



・・・



今できる準備は


とにかく勉強すること


今の自分にある


恐怖感のような


何やらよく分からん感情を


払拭するのは


それを凌駕する知識だけやと思っている