ずいぶんと秋の色が濃厚になってきました。

秋と言えば巻物の季節!ですが、夏の高水温からバスの適水温になってきて活性が高くなる、というのがよく言われる事かと思います。

しかし個人的には、水温だけでなく水質全般を含めて変化のデカい季節の為、巻物‥特にハードベイトの力を利用しないと反応させられない事が多い季節だと感じています。

今回紹介したいのはタイトル通り、
ちょっと季節先取りな感じですが、その理由はまた後ほど。。



これはもう名作中の名作。
初代は自分が小、中学生の頃、SH-60SPというモデルで発売され、微妙なマイナーチェンジや50、75サイズの展開を含めながら現在に至ります。

自分も昔からお世話になっているルアーの1つであり、DUELを好きになったきっかけのルアーでもあります。

このルアーは、シャッドプラグというジャンルの中でも取り分けて、力のあるタイプのルアーです。

シャッドというにはやや太身のボディに、ハイピッチなアクション。そして、ラトル音もけっこう強めです。

最大潜行がけっこう深めの2〜2.5mくらいと、このサイズでこの深度‥‥というより、潜行角がなかなかに使い勝手良く、ロッドワークでの調整幅が広めなのでシャローから少し沖のブレイクまで、キャストの距離とライン角度でコントロールしやすいルアーです。


でもこのルアーが本当に活躍するタイミングはもう少し後だと思っています。
秋から冬の気配を感じ始める直前くらい‥簡単に言えば、水温が下降して10℃台に突入し、状況の変化に敏感になっている中途半端な状態の時に強く魚を惹きつける力を持っています!

特に水温や水質が急に変化しますと、小さな魚ほどショック状態に陥って口を開かなくなったりしますから。
しかし、低水温に馴染んできたり、安定してくるとまた小さい奴の活性が高くなってしまうので、急下降の最中にある状況、または、最低状況から上向き出したタイミング。強すぎるルアーにはちょっと引いてしまうような時に良型を狙えると思います。

あえてこのルアーを今、紹介しますのは、そんなタイミングを逃さないように常にボックスに忍ばせておく必要があるからです。人間が感じるよりもずっと早く、自然界の生き物は変化を感じて生きていますからね。

ここ最近は異常気象の影響もあり、単純に水温や気温のみでは判断しづらい状況が多々あります。

今日はちょっと、変化がデカすぎて魚が追いついてないな?と感じた時などはローテーションに入れてみると良い思いができるかもしれません。


シャッドは真っ直ぐ引く物、という認識が強い昨今ですが、このルアーはジャークベイトとしても優秀です。
非常にロッドワークにレスポンス良く反応し、ダート性能も高めです。

濁り等によって、ちょっとしたシャローカバーなんかに魚が付いている時はワームを入れ込むのではなく、このルアーを付近でジャークしてみると反応が良い時がありますので、試してみてもらいたいですね。

ベイトタックルでもしっかりコントロールの効くアキュラシー性も特筆モノです。

リザーバーみたいな急深部が多いところや、より潜行深度が必要な状況では75サイズが良さそうですね!