気が付いたら大洪水となって、町を覆っていた水が殆ど消えており、普通に歩いて移動することもできる状況になっていた。


もしかしたら、昨日までの水は、夢幻だったんじゃないかな?

なんて思えてしまうぐらいだ。

でも、水がなくなっただけで、被害のあとは残っている。


私のような小さなタイプや、動植物タイプだと、復旧作業には向いていない。

下手したら邪魔をしてしまうかもしれない。


そういったこともあり、

私たちは、綿に願いを込めてヒカリポポに大きく息を吹きかけることにしたのだ。