失われた記憶のなかで、他の人と共通のものがあったりする。


それは、おそらく常識として知られていた知識なのだろう。


しかし、その知識も、完璧に覚えているヒトがいるのかいないのか曖昧である。



そのため、なにか中途半端なことになっていることが多い。



「アナタが落としたのは、この黄色の花ですか?それともピンクの花ですか?」


「それとも赤い花ですかー?、白い花ですかー?」


「えっと…」


私は、確かに湖にお花を落としてしまった。

そして、何かこういうような話しがあったのだと思うけど、、、



「えっと、青い花です。」



二人が湖から出てきてお花を取ってきてくれたのだけど、どちらも違っていた…