変わった生き物やヒト?たちが多く、どのヒトも個性的である。

ボクもそのうちの一人なのだろうか?

ボクとしては、フツーのつもりだけど、もしかしたら違うのだろうか?
それとも、フツーでないヒトたちがフツーだから、フツーであることの方が変なのだろうか?

そんな頭がこんがらがってしまうようなこと考えていると、足元で話し声が聞こえてきた。


また、お花さんたちかな?

と、足元を見てみたが、花らしきものはなく、草ばかり。

ん?

声のする方をよーく見てみたら、そこには

りんごの帽子を被った青虫?
ドリアン?の帽子のミミズ?

いた。


ボクと目が合うと、気さくに話しかけてくるミミズさん。
ボクに気付くと葉っぱの影に隠れる青虫さん。


二人はまだ名前がないようで、名前を付けることとなった。



ど、、、どうしよう?


正直、この世界のヒトたちの名前は、安直とかヘンテコなものが多い。

それに合わせた方がいいのかな?

それとも、恥じないような名前?
それはそれで思いつかないんだけど…



困っているボクを見かねて、青虫くんがオドオドしながら話してきてくれた。


キミのお名前は?


ボクは、ミズイロ。なにか参考になるかな?


アンタ、ミズイロって言うの?
水色の服でも着てるのかい?


ミミズさんは、どうやら目がみえないようだ。


記憶のハートを手に入れていけば、そのうち彼?も目ができたりするのだろうか??