サザエさん-面白い落ち(137)

 

あれ!この人どこかで見たことがあるぞ!

 

朝日文庫版28巻〔66頁〕・昭和39年

『ある家です。部屋の中に座り込んで、何処かで見たことがある顔のオジサンがタバコをのんでいます。太った奥さんがやって来て、「あんたイソノさんでおねがいしますって」と言いました』

『何処かで見たような顔のオジサンは、立ち上がり、「ちかごろほうぼうで頼まれる」と言いながら玄関を出て行きました』

『何処かで見たような顔のオジサンは、礒野さん家のお座敷に座っています。そこへサザエさんのおかあさんが、左手でカツオ君の手を、右手でワカメちゃんの手を掴み、引っ張ってきました。オジサンは、怪訝な顔をして三人を見ています』

『何処かで見たような顔のオジサンは、前に座らされたカツオ君とワカメちゃんに、自分の頬を引っ張って見せて、「おじさんは小さいときから、ワッペンばっかりあっめてて、とうとうこんな顔になっちまったの」と言っています。カツオ君は、呆れて見ています。ワカメちゃんは少し震えています』


カツオ君とワカメちゃんは、何をしてお母さんに叱られたのでしょう。

当時、子供が集めたがっていたワッペンがあったのでしょうか?

夢中になって集めているので「駄目よ」と叱っているのでしょう。

 

今、孫たちが、妖怪ウオッチのメダルを集めています。

発売日には、スパーに朝早くから並び買っているようです。

既に、沢山のメダルをそれぞれ持って、見せ合っています。

 

多分、お母さんは、カツオ君とワカメちゃんが

「ワッペンを買って」

と無駄遣いするので、

「そんなことをすると、こんなことになるよ」

と、見せしめのため何処かで見たような顔のオジサンにお願いしたのでしょう。

 

しかし、そんなことはどうでもいいのです。

可笑しいのは、オジサンの何処かで見たような顔です。

ワッペンの様な角ばった形です。

鼻の下にチョコンとあるチョビ髭も可笑しいが、たいしたことではありません。

可笑しいのは、将棋の駒のように角ばった顔です。

 

何処かで見たような顔、その角ばった顔、それは現副総理の麻生太郎さんの顔にそっくりでした。

ダダ、口は斜めになっていません。

しかし、この何処かで見たような顔は、麻生太郎さんそのものです。

 

ただそれだけなのに、何だか可笑しい。

何故か判りませんが、ギャングの親分の様に気取っている麻生副総理は、可笑しくて仕方ありません。

この何処かで見たようなオジサンの顔は、その角ばった顔は、現麻生副総理の顔とそっくりで、笑わせてくれました

サザエさん-面白い落ち(136)

カツオ君とワカメちゃんが、マスオさんに仕掛けた無意味?なイタズラ。

朝日文庫版28巻〔23頁〕・昭和39年
『マスオさんが、居間で畳の上に座りこんで新聞を読んでいました。そこへ、カツオ君がやって来て、マスオさんに目隠しをしています。マスオさんは、「なにすんだい」と大人しくカツオ君のなすがままになっています。カツオ君は「いいこと」と言いながら目隠しを結んでいます』
『カツオ君は、マスオさんに目隠しをすると、マスオさんの手を引いて行き。何処かへ連れて行きました』
『カツオ君は、マスオさんを引いてきた所で、目隠しされたマスオさんをグルグルと独楽のように回しました。その傍には、卓袱台があり、ワカメちゃんが、2本の徳利と、1個のお猪口を持って来て、置きました』
『マスオさんは、完全に目を廻し、左手を畳の上について座り込んでいます。そこにサザエさんがやってきました。サザエさんは、目を廻しているマスオさんを見ると、「マアひるまっからなーに!」と叱りつけています。目隠しを手にしたカツオ君は、部屋から逃げ去っています。サザエさんは気付きませんでした』

カツオ君とワカメちゃんは、何故、マスオさんに、こんなイタズラをしているのでしょう。
単なる思いつきなのでしょうか?
多分、こう言うことかもしれません。
カツオ君
「ワカメちゃん、最近、マスオ兄ちゃんが、お小遣いを呉れないから懲らしめようか?」
ワカメちゃん
「兄ちゃん!何をするの?」
カツオ君
「いいこと思いついたんだ。ワカメも手伝ってよ。サザエお姉さんがきっと怒るような面白いイタズラだよ」
ワカメちゃん
「なにをするの」
カツオ君
「今日は日曜日だからチャンスだよ、きっとイタズラは上手くいくよ」
と二人は、
上記したようなイタズラをすることにしたのです。

2人にはちゃんとした
「お姉ちゃんに叱られるマスお兄さんを慰めて、お小遣いを戴こう」
と言う理由があったのです。

2人のイタズラは、お人よしのお兄さんですから、上手く成功しました。
グルグル回されて目を廻したマスオさんは、まるで酔っているようでした。

卓袱台の上には、徳利とお猪口もあります。
マスオさんは、サザエさんに、昼から酒を飲んでいると勘違いされて、酷く叱られています。
いつもの様に可哀そうな位です。

後で
カツオ君とワカメちゃんは、マスオ兄さんに言いました。
[ごめんね!兄さん。お姉さんに酷く叱られたね。最近お小遣いを呉れないから、イタズラしたんだ」
マスオさんが、こんなことされて、お小遣いをあげるわけありません。
「お小遣いなんてあげないよ」
カツオ君とワカメちゃんは、ガッカリしましたが、
カツオ君は言いました。
「ウン判ったよ。それならもっとお姉さんが怒るイタズラを考えるよ!ねえワカメ」
それを聞いて、何をされるか判らないと、サザエさんが怖いマスオさんは、二人にお小遣いをあげたそうです。

サザエさん-面白い落ち(135)

 

カツオ君、大きくなったら、旅館の主人になりたくないか?

 

朝日文庫版28巻〔8頁〕・昭和39年

『カツオ君は、何時の間にか、6年生です。修学旅行に来ました。大広間で食事を終え、仲居さん達が、大きなお盆の上に、茶碗やお皿を積み重ね、後片付けをしています。食事がすんだら、もう大広間では生徒たちは遊びまわっています』

『旅館の厨房には、料理人やコックさんや仲居さんや配膳係の人達が忙しそうに働いています。そんな厨房に、カツオ君が、2個のお櫃を積み重ねて右腕に持ち、左手には大きな茶瓶を下げて、「たいへんですね、台ぶきんあったらかってってふいときましょう!」とにこやかに言いながら入ってきました。厨房で忙しく働いていた人達は、驚いてカツオ君を見ています』

『カツオ君が修学旅行から帰ってきました。サザエさんが「おかえり」と玄関に出ると、玄関には「ただいま」と帰って来たカツオ君は、和服の老人と一緒でした』

『和服の老人は、お座敷に上がり込み、お父さんの前で、頭を深々と下げ、「じつにきのつく坊ちゃんで・・・・・、できましたらばゆくゆくはうちのようしに・・・」と懇願しています。それを隣の部屋で見ていたお母さんは、サザエさんに「まったくあのこ、そとづらがいいんだから」と呆れています』

 

やったネ!カツオ君!お父さんがOKと了承すれば、6年生にして、旅館の主人になれると決まるぞ!!

旅館の主だよ。やる気はないか!どうだ。

 

でもお父さん何と返事したんだろう。

聞いてみたいな。

「折角ですが、この子は雑で旅館の経営には向きませんので、お引き取り下さい」

と言ったかもしれない

あるいは、

「仰る通り、大変、気のつく緻密な能力を持った子なので、科学者か技術者にしようと思っています。残念ですがお引き取りください」

と言ったかもしれません。

そんなことを言って、お引き取り願ったのでしょうか?残念です。

 

でも、その後、カツオ君が旅館の主人になったと聞きませんので、お父さんは旅館のご主人の懇願を、残念ながら、お断りしたのでしょう。

 

お母さんとサザエさんは、カツオ君の性格を正しく評価してあげましょう。

『そとづら良いんだから』

と片付けないで、カツオ君の性格は、やさしく

『あったかいんだから~~』

です。

サザエさん-面白い落ち(134)

 

食べ残しの折詰のお土産も、良いことです。

 

朝日文庫版28巻〔4頁〕・昭和39年

『ある日、サザエさんが一人、朝食後の卓袱台でお茶を飲もうとしました。茶碗に注いだお茶お飲もうと、中を覗くと、茶柱が立っていました。サザエさんは、「アラちゃばしら!」と思わず大きな声を出して喜んでいます』

『サザエさんは、タラちゃんと一緒に神社に来ています。タラちゃんは神社の中を走り回っています。サザエさんは、こっそりとおみくじを買い、開きました。突然、「マア大吉!」と、また、思わず大きな声を出して喜んでいます』

『サザエさんは、タラちゃんを連れて公園に来ています。芝が生えた広場で遊んでいます。と突然、またまた「四ッ葉のクローバー!」と、見つけて摘んだ四ッ葉のクローバーを手にして喜んでいます。タラちゃんは地面に四這いになって草と遊んでいます』

 

さてどうなるでしょう。何か良いことがあったでしょうか?

ありました。しかし、それは、ささやかなことでした

 

『マスオさんが、会社から帰ってきました。サザエさんが、卓袱台の傍で夕食の準備をしているところにマスオさんがやってきました。マスオさんは、食べ残した折り詰めを、「パーティーででたおりづめね、きみにすこしのこしてきたよ」と突き出しました。それを見たサザエさんは、今日、引き続いて現れた良いことの予兆を省みて、「ヤダ~~、良いことってこれかしら~~」と一人嘆いています』

 

こんなに良いことが起きそうだと言う予兆が続いたら、今日は、何か大きな良いことが絶対に起こると思うでしょう。

その予兆は違わず、良いことは確かに起こりました。

 

しかし、その良いこととは、マスオさんがパーティーで食べ残した折詰めのお土産です。

サザエさんには、その食べ残しの折り詰めが、今日起こる良いこととは思えないのです。

マスオさんは、折り詰を食べ残して、サザエにお土産がわりに持って帰ろうと思っただけです。

サザエさん、折角、マスオさんが、パーティーでの折詰を食べ残して、持って帰ってくれました。

今日、一日を振り返れば、それが今日起きた良いことです。

仕方なく、

〈わー、チャンといいことがあったわ〉

と大喜びの真似でもして、有難く御馳走になりましょう。

そうすると、今日一日、良いことが続いたことになります。

サザエさん-面白い落ち(133)

 

余計な髭は、生やさず、毎日綺麗に剃りましょう。

 

朝日文庫版27巻〔64頁〕・昭和38年

『窓際に席がある電車の中です。窓際に沿って横に長いその席に、サザエさんのお母さんがタラちゃんを背負って腰かけています。お母さんの横に、長いお下げのセーラー服を着て、カバンを膝の上に置いて、女学生が腰掛けています。その女学生は、右のお下げ髪を、掴んで、タラちゃんの目の前で揺すり、「そらパッパツパツ」とあやしています。タラちゃんは興味深そうに手を伸ばしています』

『タラちゃんは、女学生の2本のお下げ髪の内、手の届くお下げ髪を掴んで遊んでいます。女学生は、ニコニコ笑顔で、タラちゃんが好きなように遊ばせています』

『女学生が腰掛けている席の前に、コートを来て、ソフト帽を被り、杖を手にしたオジサンが、吊革を持って立っています。女学生は、立ち上がり、「どうぞ」と席を譲りました。横向きになったオジサンの顔をよく見ると、〈鼻の下の窪み:人中〉を中心に、顔の外側向きに真直ぐに長く伸びた髭が生えています』

 

さてどうなるでしょう。

 

『オジサンが、女学生が譲ってくれた席に腰かけました。すると、サザエさんのお母さんに背負われたタラちゃんは、横に長く張り出しいる髭に興味を持ち、掴んで引っ張っています。オジサンは、怒ることもできず困っているようです。吊革を持って立っている女学生は、申し訳なさそうに顔を赤らめています』

 

オジサンが悪いのです。

お下げを横に伸ばしたような、髭を生やしているから、赤ん坊のオモチャにされるのです。

髭の形と、お下げが、同じように見えたのでしょう。

 

それに反して、この女学生は優しい子ですね!

自分のお下げを差し出して、タラちゃんを、あやし、そして、眼の前に杖を持った老人が立つと、直ぐに席を譲っています。

 

こんな、鼻の下の窪みの所から、横の伸ばした髭は、カイゼル髭と言うらしいのですが、カイゼル髭では長い髭の先端がカールしています。
しかし、このオジサンの髭は、その先端が真直ぐです。

だから、タラちゃんは、自分の方に伸びている髭を、お姉ちゃんのお下げと同じように思い、手を出して遊んだのでしょう。

 

長い髭を引っ張られると、ざぞや痛いでしょうね!

余計な髭は、生やさず、毎日綺麗に剃りましょう。

面倒でしょうか?

サザエさん-面白い落ち(132)

 

面白い落ち(131)の続き;サザエさん!ワカメちゃんに英語を正しく教えるため自分の語学の才能を伸ばしましょう。

 

朝日文庫版27巻〔131頁〕・昭和38年

『サザエさんが、よその家にいます。今いる部屋は、壁に取り付けの本棚があり、テーブルが置いてあります。そのテーブルを挟んで、サザエさんは、極端に刈りあげ、髪の毛も頭の天辺近くに集中し、鼻髭も鼻の下に少しある、中年過ぎのオジサンと向かい合っています。オジサンが、サザエさんに「いぜんこうつうじこにあわれましたか」と聞きました。サザエさんは、「イーエ。一ども」と笑顔で答えています』

『オジサンは、両目を一杯に見開いて、確かめるようにサザエさんをジーッとみています。サザエさんは、堪らず「ホホホなぜですの」と問い返しました』

『オジサンは、本棚から一冊の本を取り、小脇に挟んで「いや打ちどころでもわるたのかと」と言いながら戻ってきました。サザエさんは、何だろうと怪訝な顔をしています』

『オジサンは、サザエさんの前に座ると、持ってきた本を開いて机の上に置き、「では、いきましょう  ホワット アーユードゥイング ベッシ―?」といきなりヒヤリングの勉強を始めました。サザエさんは、顔を真っ赤にしています』

 

この漫画が、何を伝えたいのか、すぐにわかりませんでした。

だから、先生に聞いてみました。

少し気取ったその先生は、こんなことを言っていました。

 

ハイ、あの子、そうだ磯野サザエ、嫌そうではなかった、フグタサザエさんと言ったかな、もう数ヶ月前から、私の所に英語の勉強に通っています。

何故か、最近は、特訓だとか、なんだとか言って、よく来ています。

でも、いくら教えても、英語を、上手に聞くことも、喋ることも、上達しないのです。

どうやら語学の才能がないというんでしょうか?

だから、思ったんです。

「以前交通事故にでもあって、頭を打ち、脳味噌が傷んでいるんじゃなかろうかと思ったんです。きっとそうだと思い聞いてみたんですよ。〈いぜん交通事故にあわれましたか〉ッて」

こんなことを聞きたいのかと言うんですか?

 

本当は

「あなたは、これほどやっても、進歩しない。ハッキリ言って、語学の才能はありません。もうやめた方がよろしい」

と、言いたいのです。

しかし、こんなに、はっきり言えないでしょう、授業料は頂いているし。

ですから、遠回しに聞いたんです。

 

交通事故にあったことがあると言えば、

「そうでしょう、だから、あなたの英語は上達しない」

と言ってやろうと思ったら、彼女、ニコニコ嬉しそうに

「イーエ、一度も」

「ホホホなぜですの」

と聞いて来るんです。

「あなたの英語が上達しないのは、語学の才能がないからではなく、交通事故で、脳を損傷しているからです。英語の勉強は無理です」

と慰めて、英語の勉強を止めさせようと思ったのですが。

ズバリ、

「語学の才能はありません」

とは言えません。

 

しかし、彼女が、余りにも図々しすぎるので

「ホワット アーユードゥイング ベッシ―?」

と言ってみました。

案の定、私の喋った英語が理解できず、また、英語で答えることもできませんでした。

できるのは、顔面の色を赤くするだけでした。

 

以上の通り先生は言っていました。

 

これでは、ワカメちゃんの英語の先生を、してはいけません。

カツオ君が言った語学の才能がない人とは、ワカメちゃんのことではなく、サザエさんのことでしょう。

サザエさん-面白い落ち(131)

 

英語を話せる環境を作ってあげましょう。

 

朝日文庫版27巻〔115頁〕・昭和38年

『サザエさん家の応接間でしょうか?壁際に上置きの収納家具が置いてあり、その上に大き目の花瓶に花を飾っています。座卓の上に英語の絵本を置いて、サザエさんが、ワカメちゃんに英語を教えているようです。サザエさんが、「フラワーは?」と聞くと、ワカメちゃんは、自分の鼻を指差しています』

『サザエさんは、収納家具の上の花瓶を指さして、怒った顔をしてワカメちゃんを睨みつけ、「ちがいます」と叱りつけました。ワカメちゃんは、小さくなっています』

『サザエさんは、続けて、「ブラザーは?」とワカメちゃんに聞きました』

『ワカメちゃんは、お姉さんのブラジャをぶら下げて持ってきました。それを見たサザエさんは、顔面を引きつらせて怒り出し、傍にいたカツオ君を指さして「ちがいますッ」と怒鳴っています。指さされたカツオ君は「まず ごがくのさいのうないよ」と澄まして言いました』

 

ワカメちゃんも大変だ。サザエお姉さんに英語の特訓を受けているようです。

英語は、幼児からと言いますが、間違いだらけで、お姉さんを怒らしています。

 

カツオ君が言うように、語学の才能は必要でしょう。

いや、そうでない!慣れですか?

 

フラワーと聞かれて、自分の鼻をさすのは、間違っていませんね。

確かにフラワーは、花です。花は、HANAと発音し「ハナ」です。

ハナを日本語で、花、鼻で、「鼻」を指さして「花」(ハナ)と言っても良いではありませんか、

しかし、ブラザーと聞かれて、ブラジャを持ってくるのは明らかに間違いです。

ワカメちゃんには、サザエさんが言う「ブラザー」が「ブラジャ」と聞こえたのです。

語学に堪能であると自認しているサザエさんの発音では、サザエさんが「ブラザー」と言っているつもりでも、純真なワカメちゃんには「ブラジャ」としか聞こえないのです。

 

カツオ君は、どちらが、語学の才能がないと言ったのでしょう。

どうやら、サザエ姉さんのことを言ったのではないでしょうか。

フラワーが、「ハナ」と教えるのではなく、「花」と教えていれば、ワカメちゃんも。花瓶の中の「花」を指さしたでしょう。

「ハナ」と教えていたので、自分の「鼻」を指さしました。

ここでは、サザエさんの発音は、正しくフラワーと聞き取れたのでしょう。

 

しかし、次が、いけません。

サザエさんのブラザーの発音が、可笑しかったのです。

ブラジャとしか聞き取れない、間違った発音だったのでしょう。

その発音では、どうしても、ブラザーとは聞きとれず、ブラジャとしか聞きとれない、と言うことで、ワカメちゃんは、ブラジャを持ってきました。

 

サザエさん!正しく発音してくれないと、ワカメちゃんの語学の才能を駄目にしますよ。

ブラザーとブラジャとは全く別のことで、どうやらサザエさんの語学の才能は、怪しいようです。

ワカメちゃんは、フラワーをハナだと正しく聞いています。

サザエさん-素直な落ち(30)

 

卵2態

 

朝日文庫版27巻〔56頁〕・昭和38年

『サザエさんが、台所で、鼻歌を歌いながら、ガスレンジの熱くなったフライパンに卵をカンカンと打ちつけ、割って落とそうとしました』

『卵は、二つに割れ、サザエさんは、うでられた中身の詰まった、割れた卵の殻を両手に持っています。サザエさんは、「アうでたまご」と吃驚しています』

『サザエさんは、「じゃワカメにわたしたほうが」と言いながら、別の部屋の方に駈けだしました』

『サザエさんが駆けつけた部屋では、大騒動です。ワカメちゃんが、お膳の傍で、生卵の殻を持って、割れた卵から畳の上に拡がって流れ出た白身や黄身に大泣きしています。お父さんとお母さんが傍に立って何かをギャギャと叫びあっています。カツオ君が、何か叫びながら、雑巾をぶら下げ、走ってきました』

 

そら大変だ!

カツオ君は、多分

「ほら雑巾!雑巾!早く拭いて」

と叫びながら走って駆けつけたと思います。

こう言うことは起こりますね。

ゆで卵を生卵と間違えて、茶碗の縁に打ち付けて割れないということは、ありました。

しかし、生卵をゆで卵と間違えて、お膳の上で割ったことはありません。

もし、間違えて生卵を割って、中身を散らかしたら、後片付けが、大変で嫌ですね

間違わないようにしなければいけません。

 

最近、卵で遊んだことを二つ紹介します。

1.卵を凍らせます。一晩で凍るでしょう。

  解凍して、茶碗の縁に打ちつけ、殻を割ります。

白身は、流れ出ますが。黄身はトロリと固まっています。

このまま、醤油をかけて美味しく食べました。

 この冷凍卵も解凍して割れば白身は流れ出ます。

 解凍して茹でれば、固まるでしょう。

黄身は、トロリと固まっていて美味です。

 

2.卵焼き

ジャ○○○○たかたで買ったフライパン、こびりついて困っていました。こびりつかないセラフィットと言うフライパンを知り買いました。

卵焼きをしても、油いらずで、こびりつかずに卵焼きが出来ました。

たまご焼きが、フライパンの中で滑っていました。

多少感動しました。

サザエさん-面白い落ち(130)

 

現行犯逮捕でしょうか?

 

朝日文庫版27巻〔53頁〕・昭和38年

『サザエさんがタラちゃんを背負って、近所を散歩していたとき、コートを着た中年のオジサンに会いました。カバンを小脇に抱えたオジサンは、サザエさんの方に歩み寄ると、地図を書いた紙切れを内ポケットから取り出して開き、住所を尋ねています。サザエさんは、その住所を知らなかったので、「さァ・・・?そのばんちわかりませんけど」と言うと、オジサンは、「ではほかできいてみましょう」と困った顔をして行ってしまいました』

『オジサンと別れて直ぐ、サザエさんは、四つ角を通り過ぎる制服制帽の警察官を見かけました。タラちゃんを背負ったサザエさんは、大きく左手を上げ、警察官に向かって、「ア、ちょうど良かった!!」と追いかけました』

『警察官は、板塀に囲まれた狭い四つ角を左手で右手の方を指して、「その人こっちですね!」と言いながら、「はやくはやく」と言っているサザエさんの声に押されるように、駆けだし、板塀で見えない向うに消えて行きました』

『コートを着たオジサンは、板塀に向かって立ち小便をしています。警察官が眉をつり上げ、仁王様のように怒った顔をして立ちはだかり、顔を真っ赤にして、立ち小便しているオジサンを睨みつけています』

 

オジサンが言っていました。

今日、私は、A市B町C丁目〇番地の、D君を久しぶりに尋ねたのです。

本当に久しぶりで、彼の家へ、どうやっていけば良いのか忘れてしまっていました。

確か、電車はE電鉄のF駅で降りればよかった。

その通り、F駅に来て、電車を降りました。

確かに此処だった。駅の周りの風景は見覚えがありました。

記憶を頼りに彼方此方歩き回りました。

しかし、どうも、見覚えのないところに迷い込んでしまいました。

街の狭い路地に入りこんでしまったのです。

判らない、どうやら、道に迷ってしまった。

 

先ず、大きな通りに出なければ、と思い歩いていると、妙な髪型の若い奥さんが、幼い男の子を背負って歩いているのを見つけました。

頼りなさそうだが、聞いてみようと、ポケットに入れていた行き先の地図を出して聞いてみたのです。

地図を示して、

「奥さん、地図のここを知りませんか?」

と聞きました。

彼女は、私の地図を、私に拡げさせて、細かに見ていました。

しかし、私が第1印象で、頼りないと思った通り、本当に頼りなく、

「さァ・・・?そのばんちわかりませんけど」

と答えました。

判らないのであれば、それ以上聞いても仕方ないので、

「ありがとう」

と言って、また、ほかの人に尋ね、探し回ることにしました。

 

迷路のような板壁に囲まれた道を歩き始めました。

気がつくと、ここにくるまで、長い時間歩き続け、その上、齢の所為か、小さい方を出したくなりました。

そう思ったら、止められません、出してしまわなければ、抑えきれず出てくるでしょう。

 

立ち止まり見回すと、その道は、家々の板壁に囲まれて、見通しが悪いところでした。

板壁のあちらの方で

「その人こっちですね!」

と言う男の声と

「はやくはやく」

と言う女性の声が聞こえ、少し気になりました。

だが、もう駄目です。

私は、手頃な板壁の前に立ち、放水することにしました。

 

ホッとしていると、人の気配を感じたのです。

そっと、後ろに頭を捻ると、そこに制服制帽の警察官が、まるで私の蛇口を見るように立っているのです。

 

軽犯罪の現行犯で逮捕ですか?

偉いことになってしまいました。

久しぶりに友達を尋ねてきたばかりに逮捕されるなんて。

 

警察官は、言いました。

「ゆっくりなさい。済んだ後貴方が行きたいところを教えます」

ああ助かったと思ったら、勢いよく沢山出てきました。

 

スッキリして、優しい警察感に丁寧に教えてもらいました。

 

立ち小便は、公開していなければ、軽犯罪ではないでしょう。

しかし、公衆の面前では逮捕されるかもしれません。ご用心!

サザエさんの面白い落ち(129)

 

三船敏郎・懐かしい男優さんでした。

 

朝日文庫版27巻〔12頁〕・昭和38年

『フサフサの髪を1:1に分け、白い鉢巻きをし、キリリと眉がつり上がり、口の周りには黒々とした髭があり、面長の、男らしい男性が、滝の下で、合掌して滝浴びをしています。近くの木々の中の道を、サザエさんがお友達と散歩していました。お友達が、滝浴びのその男性を見て、驚いて「アラ!」と声を出しています』

『滝浴びをしている男性がまともに見える近くまで来ました。2人は立ち止まって、見ていました。するとサザエさんが「なにかにしゅちゅうしている姿ってステキ!」と感動しています』

『2人は、しばらく眺めた後、その場を離れます。林の中を歩きながら、友達が「よこがおがチョットみふねとしろうばりじゃない」と褒めています』

『滝浴びをしていた男性は、「ミフネ、ミフネ・・・・」と言いながら、〈スターの友〉という雑誌を血眼になってめくっています。お寺のお坊さんが現れ「修行のきびしいわりに悟れんようじゃのう」と同情しています』

 

日本の国際的男優、男性的な言動が魅力的であった俳優・三船敏郎が出てきました。

今、高橋ジョージと離婚係争中の三船美佳さんは、三船敏郎さんの娘さんでしたね?確か。

三船敏郎さん、男性的魅力にあふれた人でした。フアンでした。昔、映画館の中で、スクリーンのなかの彼に魅了されていました。

 

サザエさん達は、そんな三船敏郎ばりの男性が滝浴びしていたのを目にしたのです。

三船敏郎さんは、男性以上に女性にもフアンが多かったのでしょう。

滝修業していた男性は、

「三船敏郎に似ているわね」

などと褒められると、男性は、三船敏郎も知らない世間知らずの人だったらしく、

「俺が、三船敏郎に似て素敵だと言われた、三船敏郎とはどんな人だろう」

と芸能誌(スターの友)を検索しています。

今だったら、スマホで容易に検索できたでしょう。

ついでに、インターネットで三船敏郎と検索してみました。

種々沢山出てきました。

出演した映画も沢山出てきます。これも見たアレも見たと沢山の作品が出てきます。

衝撃を受けた「羅生門」、主人公の活躍に興奮し拍手喝采した「七人の侍」などなど、こんなに沢山の作品を見ていたのかと、挙げていたらきりがないほど検索できます。

 

滝浴びしていた男性は、雑誌から三船敏郎を検索したでしょうか?

どんなことが書かれていたのでしょうか?

「生年月日は、〇・・・、男らしく、女性にモテル・・・・などいろいろ」

と知ることができたでしょう。

男性は

「そうか俺は、こんなすごい俳優に似ているのか?こんな所で滝浴びなんかしてはいられないぞ!お洒落でもして、街に、特に夜の街に出て行けばもてるぞ、きっと」

と我に返り、滝浴びなんかしてはいられないと帰ってしまったのではないでしょうか?

 

修行を致しますとお坊さんに頼み込み、滝に打たれていた男性も、女性の

「三船敏郎に似てるわね」

なんて言う無責任な一言に、修業心も一瞬に無くなってしまつたようです。

大変悲しいことです。

 

三船美佳さんは、三船敏郎、こんな素敵なお父さんの娘として、ご主人のモラルハラスメントは、耐えがたいことだったかもしれません。

格の違いでしょうか?

遠慮なく申すならば、離婚が成立すればいいと思います。