この本は賢者の老人?と青年の対話形式で、

青年とともに読者がアドラー心理学を

学んでいく内容になっている。

だから分かりやすいはずなのに、私は

「?」と「フムフム納得」を繰り返してばかり。

「課題の分離」は対人関係の出発点

というのはフムフム納得できるけれど、

対人関係のゴールは「共同体感覚」

は分かるような分からないような~~。

でも、この章でとっても納得できたのは

「叱ってもいけない。ほめてもいけない。」

ってこと。

一時期、子どもをほめて育てようというのがあったけれど、

「あれ?それってダメかも」って思ったことがある。

ある小学校低学年の女の子が、

上手に出来た作品を手に、私からのほめ言葉を待っている様子を

みた時だ。

この子は自分の作品の出来を自分では満足できなくて

ほめ言葉を与えられることによって満足するんだなって思った。

そういえば、この子のママはどんな些細なことでも

わが子をほめていた。

幼稚園の先生をしていたママだったので、褒め上手だなと

単純に私は思っていたのだが・・・。

この本によると、

人はほめられることで「自分には能力がない」という信念を形成していくのだ

と書いてある。

ほめるという背後にあるのは、

しかる同様「操作」がひそんでいるらしい。

つまり能力のある人が能力のない人に下す評価になってしまう。

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でも、

「上手だね~」とか「すごーい」って

言いたくなることは往々にしてある。

そういう時はどうするのかなって思っていたら

いつも読ませてもらっているブログに

なるほど思うことが書いてあった。

それは、頑張るわが子に

「お~、ずいぶん頑張るね」

という言葉がでて、

あまりに自然にその言葉がでてご自身でも驚いた

という内容だった。

こうやって自分の心から自然に出る言葉には

「操作」しようとか、相手の心に響けばいいな

という計算はない。

素直な想いだし、それを特に思春期の子は

敏感に感じるだろうと思う。

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そういえば、友達に対してほめたりしかったりってしない。

関心することがあれば「すごいね!」って言うし、

変なことをしていれば「やめたら?」って言える。

それは関係が対等だから。

年長者でも子どもでも「対等」だって思えれば

相手を尊重し、でも自分の主張を堂々とできるのかもしれない。

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とはいえ、非行の子を前に「対等」などと思える域に達するのは

難しいことって思っていたら、

この心理学を実践できるようになるには

今まで生きていた年数の半分はかかると書いてあった~~。

あと20年以上かかるってことね・・・。

そもそも非行がなかったら「対等」などと

考える機会もなく、こうした本も心に響かず、

ほめてみたり、叱ってみたりの

上から目線の親のままだったかもしれない。

非行の経験はいろんなことを否応なく教えてくれる・・・。
二、三年前まではランドセルを背負っていた

息子の言動が、すごい勢いで変貌していくのを

叱ったり、怒ったり、泣いたり、立ちふさがったりして

ナントカ止めようとしたけれど、息子の堕ちて行く勢いを

止めることなんて出来なかった。

あの時穏やかに見守るなんてことは

絶対に無理だったと思う。

右往左往して次第に私自身が疲れ果て、

「馬を水辺につれていくことはできても

水を飲ませることは出来ないんだ」

という心境になったのは、いつぐらいだっただろう。

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「嫌われる勇気」第三章には

他者の課題を切り捨てよ」がテーマ。

「その選択によってもたらせれる結末を

最終的に引き受けるのは誰か?」

ということが大事で、

誰の課題なのか見分けることが大事だと書いてある。

子育てでいえば、

こういうことをした結果は

君が引き受けるんだよってことなんだろうな。

突き放しているようだけれど、

それは放任とは別物で、

その課題に本人が取り組む時に

援助が必要ならばいつでも協力すると伝えると書いてある。

「子どもの課題に土足で踏み込むことはしない」

うーん。確かにそうだと思うけれど、非行最盛期の時も

これが当てはまるのかは、よく分からない。

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息子は私に

「過剰に僕の人生に口をだすな」

と言いたかったのかなと思うこともある。

私が、特別教育ママだったとは思わないけれど、

息子にはうっとうしい親だったのかな?

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息子には息子の人生があり、

私はその課題をかわりにやってやることもできないって

思えるようになるまで随分時間がかかちゃった。

当たり前なのにな。

その人生は私が思い描いていたのとは全然違うけど

これはこれで仕方ないのだと思う。

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2章でインパクトが強かったのは


「自由とは他者から嫌われることである」

「他者からの評価を気にかけず、
他者から嫌われることを怖れず、
承認されないかもしれないという
コストを支払わないかぎり、
自分の生き方を貫くことはできない」


ある意味、雨っこたちは↑こういうことが

実行できている気がする。

親自身が考えるべき課題を押し付けられるのを

切り捨てようとしてたのかな?

この言葉が突きつけられるのは大人のほうかもしれない。

と思った第3章でした。






「嫌われる勇気」という本の第2章には

「すべての悩みは対人関係による」

と書いてあった。

そうかな?非行の悩みも?と思いつつ、振り返ってみると

息子が誰かに迷惑をかけてしまうのではないか?

夕方かかってくる学校からの電話とか

ママ友との難しさとか

同級生を巻き込んでしまうのではないかという不安とか

息子との関係の難しさとか

非行にともなう家族の問題とか

全部、対人関係だったかもしれないなと

思った。

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で、対人関係での理想のカタチは

「この人と一緒にいると、とても自由に振る舞える」

と思えたときらしい。

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こんなふうに思える相手が多ければ多いほどいいけれど、

なかなか難しいことだと思う。

不信感を抱いている相手には、自由になって振る舞えない。

私は、息子にどうしても不信感を持ってしまう。

それを息子は嗅ぎ取る。

この本には、

親子関係は切ることができないから、なんとか前進しなければ。

と書いてある。

うーーーん。

じゃあ、どうすればいいんだろう??

この答が次の章に書いてある・・・のだと思う・・・。

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この章には、この他にも非行、劣等感、人生の目標などなど

大切なことが満載でした~。
雨がふり、親を泣かせている娘たち、

そうした様子に胸を痛める姉妹たち、

孫の変貌に驚く祖母たち、

そして誰よりも

日々、孤軍奮闘するママたちに

今日は桃の節句。

美味しい桜餅でも食べて春を待とう。

私は可愛いチョコをいただきました。




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「他人と過去は変えられない。自分と未来は変えられる」

これは20代後半から私の座右の銘だったけれど、

半年ほど前、息子からこれについて手厳しく批判された。

息子に指摘されるまでもなく、私もこの考え方には、

「変わろうとする人」が

犠牲になっていくことが多いのではないかって

内心思っていたし、何より「過去は変えられない」

という考え方は辛すぎる気がした。

それは非行を経験したからで、

「あの時の私のせいで」とか

「あんなことしなければよかった」とか

過去の育児を悔いることのオンパレード。

非行に向き合えば向き合うほど、変えようのない

自分の育児への後悔にさいなまれた。

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最近読んだ本

「嫌われる勇気」はアドラー心理学の本で

そんな私に答えをくれた気がする。

「気がする」というのは何度も読んで理解して

実践したいと思わせる内容だったから。

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第一章は「トラウマを否定せよ」がテーマ。

そこには、

「過去の原因ばかりに目を向け、

原因だけで物事を説明しようとすると、

現在や未来すべてが、過去の出来事によって決定されて、

動かせないものとなってしまう」

と書いてあった。

虐待など悲惨な体験などが

人格形成に及ぼす影響はある。

「しかし大切なのは、

それによって何かが決定されるわけではない。

われわれは過去の経験に「どのような意味を与えるか」によって、

自らの生を決定している。

人生とは誰かに与えられるものではなく、

自ら選択するものであり、

自分がどう生きるかを選ぶのは自分」


とある。

うーん。

でも、思春期の子どもは

「非行」を選んだとはいえない気がする。

気がつかないうちにズルズルとなのではないかな?

ただ、この章では、

物事は、「原因という過去」を考えるのではなくて、

それをしている「目的」に目を向けるように書いてあった。

非行の目的・・・??

非行のことも、自分自身のことも考え考え読むので

なかなか進まないけれど、

今のところ、何より励まされたのは

「これまでの人生になにがあったとしても、

今後の人生をどういきるかについてなんの影響もない」

という言葉だった。

過去に何があったにしても、

そこを振り返らずに前をむいて歩いていけってことだよね?

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第2章以降の感想も書いてみたいと思います。