こんにちはほっこり花

6月に入って日も長くなり、過ごしやすい今日この頃ですねほっこり

庭の雑草たちにとっても良い時期らしく、

種を植えた覚えのないマーガレットや謎の花があちこちから…(なぜ?でもマーガレット畑になってるー)

今年は庭側で、工事するからいいかなー…と思って放置していたのですが←

4歳の息子に「草でおうちがうまっちゃうねー」とにこやかに言われたので、

そろそろ重い腰を上げようと思います、キクザワスタッフさくまですえーん

 

 

さてっ今日は

先日見つけたネット記事から家づくりに関して個人的に感じた事から、更新しようかと思います。

 

✓ 家づくりを考えて情報収集にインスタグラムを活用している方

✓ 家づくりで失敗したくない方

 

こんな方には参考にしていただけるかも歩く 

ではいってみましょー!

 

 

Instagramインスタグラムと現代の家づくり

 

 

 

ネットニュース東洋経済オンラインでこんな記事を見つけました。

「インスタを参考にした家」がイマイチになる必然

 

 

 

二年前に(YouTubeでおなじみ)一級建築士のげげさんが書かれた記事だったみたい。

 

 

記事をカンタンにまとめると、

・家づくりのゴールは「そこで末永く、幸せに暮らせる家をつくること」だから、おしゃれな家を目標にすると、快適性を欠いて住みづらい家になってしまう。

 

・素敵な断片を集めても素敵な全体になるとは限らない

 

1部屋、いいなと思うものを選び、そこにある素材、色、インテリアなどのルールをほかの部屋にも適用していくのが、もっとも失敗の少ないやり方

 

こんなことが書いてありました。

(※他にも色々あったので、良かったら記事をご覧ください)

記事を全部読んで、「なるほどなーニコ」と。

現代の家づくりのメインSNSは「Instagram」の影響が大きく

画像とテキストを同時にUPされているSNSなので、住宅関係は特に参考にしやすいですよね。

 

 

どちらかというと、

Instagram等を全く見ていない、という人の方が珍しくなったようにも感じられる今日この頃。

 

 

ここでインスタグラムの問題点が出てくるとすると、

やっぱり、

写真がメインのSNSになり、全体ではなく部位ごとの投稿になるため、

洗面台はコレ!トイレはコレ!キッチンはコレ!というように、

全部、良いもの、気に入ったものを、パーツごとに組み合わせてしまいがちなんですよね。

 

 

 

 

私も家を建てるお施主さん側を経験して

写真を見ながら「リビングの照明には絶対コレを使いたーい!」「トイレはこんな感じにしたーい!」と思う事がよくありましたので、このお悩みは良くわかるつもり…(笑)

 それでも、私の建てたころは今ほどまだInstagramがグイグイ来てなかったので

そこまで施工事例も多くなかったんですけど…

(↑なので、できるかできないかを一度カタログとにらめっこする必要があったのね)

 

 

設計図面を見たり、

クロスの小さなサンプルを見てイメージを膨らませるのは、一般の人にとっては難しいんだけど

写真で見られると

やっぱり「一生で一回の家づくりを絶対失敗したくない!」という思いがあるからこそ、

素敵な例をなぞるほうが、間違いないんじゃないか?!

他にやってる人がいるんだったらこういう感じにできるはず!と思ったりしますよねーうーん

 

 

 

ただ、

施工サイドとしては、

ある種の難しさを感じる瞬間もあって。

「確かに写真は素敵なんだけど、長く使うと考えるとこっちの方がおススメ」

「写真ではうまく収まってるけど、うちの会社の技術面的には難しいかもうーん

「全部色々やろうとすると、現実的には予算が結構かかっちゃうけど大丈夫かな…」

という事があったり

インスタとの付き合いの中で、言葉に出来ないモヤモヤを感じることがあったりしたんですね。

 

 

 

で、丁度お施主さん側、ビルダー側の中間人の私としては、このモヤモヤをどうもうまく言語化できずにいたんですが、

この間、見てたテレビ番組で、

「ラーメンの匠がトルコへラーメンを教えに行く」

という企画が放送されていたんです。

(見た人いるかなー?TBS「世界くらべてみたら」という番組)

 

(※画像はラーメンの匠庄野さんのXからお借りしてきました。)

これがドキュメンタリー好きのわたしには結構面白く!

 

 

 

トルコイスタンブール現地の和食レストランで「ナルトラーメン」という商品があったんだけど、

・牛骨ベース(イスラム教徒が多いため)

・トッピングに、枝豆やわかめ、たくあんが入っていたりする

と、ラーメンを知っている人にとっては、ちょっと残念なラーメン、、、ということで、

ラーメンのプロが、ラーメンを教えに行く!!(現地の人にも満足してもらう!)という番組だったのでした。

 

 

色々試行錯誤される中で、

トルコ人シェフ(←料理の腕も良く、自分の料理にプライドを持っている方)と、素材を一つ一つ味見し、二人で決めていこうと

麺、スープ…と一つ一つ決めていくんだけれど、

 

その作業中トルコ人シェフが、

それぞれを一口食べて「これじゃ薄すぎるおーっ!!」と、

トッピングのチャーシューにソースをかけようとしちゃったり、スープも濃く、と、つい全部を濃い味にしようとするくだりがあったんですね。

濃い味つけの方が、トルコ人には受けるはずだと。

 

 

でも、そこでラーメンの匠が、

ラーメンには、五大要素がある(麺、スープ、トッピング、タレソース、オイル)。

 5つの要素が合わさってはじめて一つのラーメンが完成する。」

 (だから、全部を濃い味にすると、最終的に形にした時にバランスが取れない)

というような説明をしてて

最終的に、ひとつひとつは薄味でも実際に完成したラーメンを食べてもらうと、

トルコ人シェフが「全然薄くない!!」と感動!【5つの味の融合】ということに納得する、というエピソードが出てきたんですよ。

 

 

 

最終的に、みんなに喜ばれる味に整ったみたい拍手拍手拍手

 

 

私このテレビを見ながら、

「なるほどー!!部位部位で考えちゃいけないっていうのはこういうことなのか!」と思って(笑)

すごーーく納得したんですよ!!!!

 

 

家もコレとおなじかも。

玄関、洗面、ホール、と一つ一つバラバラで考えて最後に組み合わせる、とどうしても、全体的なバランスが取れなくて、

最終的に完成した時に違和感が出てしまう。

このことについて理解できて、全体を俯瞰した家づくりができるっていうのがやっぱり「プロ」なんだと思うんです。

最後のゴールから逆算して部位部位を考えていくっていう

「引き」の思想が。

 

 

例えば断片がパズルのピースだとして、

・ピースの大きさがバラバラであればパズル同士は無理やりつなぐしかなくなる

・ピースが違う絵柄であれば、完成したものはどうしても【一枚の絵】にはならない

こんな風にも例えられると思います。

 

 

 

記事の中で、げげさんもお話されている通り、

まず、

1部屋、いいなと思うものを選び、そこにある素材、色、インテリアなどのルールをほかの部屋にも適用していく

この方法はとっても有効だと思いますし、

あとは、

施工側の意見やアドバイスについても参考にしてもらうっていうことが

後々の良い家に繋がっていくと思っていますほっこりキラキラ

 

 

これはやめた方が良い!ってうことは、

きちんとアドバイスできる会社は

案外しっかりしてる会社かもしれない!

 

最初はやめた方が良いっていうアドバイスを受けて、「えー、こうした方が良くない!?」ってちょっと嫌な思いをしたとしても、やっぱりプロにしかわからない総合的な視点があるので、住んで行く中で、「なるほど、あの時言っていた意味がわかった」っていう家になるかもしれません。

 

 

ゴールは「みんなが幸せに暮らせる家」であること。

そこも、絶対にブレちゃいけないことですもんねほっこり

 

みなさまもぜひ、家づくりの時には

ちらっとこのトルコのラーメン理論を思い出していただけると良いかもしれませんうさぎのぬいぐるみ

 

 

素敵な一棟になりますように!

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

本格的に暑くなる前に、

庭の雑草をなんとかします!!!(笑)

キクザワ、さくまでした〜ニコ

 

またねっハート