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ID Fishing

潮の法則。潮を基準に釣りを組み立てます。Match the Current.

昨年から投入しているJIGGER 4000。

横幅が狭いわりに糸巻き量は多い。

 

パワーハンドルがとても巻きやすい。軽い力でグイグイ巻ける。

それとドラグ音がけっこういい♪

 

早いもので季節はもう梅雨。梅雨が明けたら夏だ。

船宿の釣果情報にカツオ・キハダの情報が出始めている。

 

夏はもうすぐなのでリールのラインを巻き替えた。

巻き替えのついでに、10mごとのドラグ力とスプール径(糸巻き量)を調べてみた。

 

ドラグチェッカーは最大15kg用のものを使用。

10mごとに3回づつ計測し平均値を算出。

 

スプール径(糸巻き量)はデジタルノギスで計測。

ノギスがあると何かと便利だ。やっぱりデジタルが使いやすいな。(笑)

10mごとにスプールの左端、中央、右端の3か所を計測し平均値を算出。

 

これは、そのときの計測結果である。

青い曲線はスプール径(糸巻き量)で、オレンジの曲線はドラグ力を示している。

横軸はスプールから出ているラインの距離。

ラインが出てスプール径が細く(糸が少なくなる)なるほど、ドラグ力が増す一般的な曲線。

ちなみにこのリールは、昨年にキハダとカツオを獲っているので、多少ドラグ板は摩耗している。

 

 

生波形はギザギザしているので、近似値曲線でなめらかにしてみた。

オレンジの曲線は測定値を近似値曲線にしたもの。ギザギザをとって見やすくした。

青い曲線はオレンジの曲線の傾きをもとにした曲線で、ドラグ初期値が1kgから10kgまでのもの。

赤い点線はドラグ設定の基準とされるライン強度の1/3のライン。PE6号は強度が41.7kgなので、その1/3の13.9kg。

この結果からドラグの初期設定が7kg以下であれば、ラインブレークの心配はなさそうである。

8kg以上締めると後半にラインブレークの恐れがでてくる。

 

 

これはドラグ初期値が7kgのときのシミュレーション。ライン強度の1/3を超えないドラグ設定は7kgである。

この設定なら500m引き出されてもラインが切れる心配はないので、最後まで思いきってファイトできる。


ドラグ力を面積として思考実験をしてみる。

例えばの話

ヒットしてから走りを止めるまでの体力が、ドラグ面積で1000の個体がヒットしたとする。この個体はドラグ7kgを背負って130m走る体力を持っている。

次にヒットしてから走りを止めるまでの体力が、ドラグ面積で2000の個体がヒットしたとする。この個体はドラグ7kgを背負って260m走る体力を持っている。

次にヒットしてから走りを止めるまでの体力が、ドラグ面積で3000の個体がヒットしたとする。この個体はドラグ7kgを背負って370m走る体力を持っている。

次にヒットしてから走りを止めるまでの体力が、ドラグ面積で4000の個体がヒットしたとする。この個体はドラグ7kgを背負って470m走る体力を持っている。

最後にヒットしてから走りを止めるまでの体力が、ドラグ面積で4500の個体がヒットしたとする。この個体はドラグ7kgを背負って500m以上走る体力をもっているので止められないことになる。つまりバラシ。かなりの大物だな。(笑)

 

ドラグ面積1000、2000,3000,4000,4500の個体を、便宜上Yf_T(1000)、Yf_T(2000)、Yf_T(3000)、Yf_T(4000)、Yf_T(4500)とすると、Yf_T(1000)は経験上25kgクラスだと思われる。

では、ドラグ初期値7kgで止めれないYf_T(4500)は何kgクラスか・・・わかりませぇ~ん。(笑)

 

さて、ここでYf_T(4500)の突進を止めるには・・・

① リールを大きくし太いラインにする、または糸巻き量を増やす。

② ドラグを能動的に調整する。

 

①は置いておいて②の思考実験をしてみる。

ドラグ初期値7kg固定だとYf_T(4500)は止められない。

では、思いきってドラグ初期値を10kgにする。ヒットして走られてもドラグを調整し10kgを維持していれば、500mでドラグ面積は5000になる。ドラグ面積4500は440mなので、Yf_T(4500)は440mラインで止められることになる。めでたし、めでたし👏

 

上の緑色の曲線(Active control)は、スプールからラインが引き出されてドラグ力が増していることを示している。

この増した分だけドラグ力を低下させれば、常にドラグ力を10kgに維持できる。

具体的には、

260m走られたらドラグ力を初期値から1kg下げる。

360m走られたらドラグ力を初期値から2kg下げる。

410m走られたらドラグ力を初期値から3kg下げる。

450m走られたらドラグ力を初期値から4kg下げる。

470m走られたらドラグ力を初期値から5kg下げる。

500m走られたらドラグ力を初期値から6kg下げる。

 

あくまでも思考実験なので、実際はどうなるかは未知数ですが、止めれる可能性はあると思います。

発達した奇網を獲得したキハダに、走らせる距離で勝負するのは得策ではない。相手の最も得意とする土俵では勝負しないほうがいい。ヒットしたら可及的速やかにプレッシャーをかけてゆくべきだと思う。

Stop the big one.

 

 

 

 

ドラグ調整を従来のPassiveからActiveにすることで、より大きな負荷をターゲットに与えることができる。

ドラグ板で生成される熱エネルギーを質量として取り出だす。その質量とライン放出距離からライン強度の何パーセントかを電動リールのモニタに表示する。そして釣り人は常にライン強度の1/3になるようにドラグノブを調整する。こんなSemi active drag controlを搭載した電動リールがあったら使ってみたい。

Full active drag controlはライン強度の何パーセントかをFeedbackさせ、アクチュエーターで常にライン強度の1/3になるように調整する。こんなハイテク電動リールがあったら楽でいいな。

 

高齢化する社会、高齢化する釣り人にとってAnglers aidは必要な機能だと思う。