(169)富浦・猪瀬の黒鯛釣り | ID Fishing

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潮の法則。潮を基準に釣りを組み立てます。Match the Current

時は20世紀末、2月の寒風吹きすさぶ富浦での一コマである。

釣りクラブの講習会で渡船を利用した記憶はあるが、磯名はどこだったか覚えていない。

あのときから四半世紀が過ぎたことになる・・・。

 

 

四半世紀ぶりの富浦漁港の早朝は、釣り人でごった返していた。

釣り人が少ない地区と多い地区があるようだが、ここは多い地区のようだ。

 

今回の釣り場は名礁・猪瀬。

日本に来た旅行客で東京を知らない人がいないのと同じくらい、房総地区で猪瀬を知らない磯師はいない。

クリフさんの同行でなければ、とてもじゃないがこんな名礁には乗れない。感謝、感謝だ。

 

渡礁後、潮は富士山のほうへ流れている。いわゆる上り潮だ。

流速は1ノットくらい。名礁と言われる釣り場は総じて潮が速い。

 

そんななか、クリフさんにヒット。

いい感じで竿が曲がっている。

 

玉網も気にすることなく、一気に抜き上げて石鯛が宙を舞った。

53cm、2.5kgくらいの本石。

 

わたくしには黒鯛がヒット。

小型だが名礁・猪瀬における1匹目の黒鯛。満足、満足である。(笑)

 

潮が緩くなってから2匹目の黒鯛が釣れた。ん~、満足、満足である。(笑)

2匹とも、普段わたくしが見ている黒鯛よりも白いような気がする。

 

潮が緩んでメジナの活性がだいぶ落ちたが、それでもコマセを撒くと浮いてきていた。

ここ猪瀬ではメジナはエサ取りである。

 

ケイムラ液でボイルしたオキアミ。2匹ともこのエサで釣れた。

新島用に作っておいたものだが、今春は行けなかったのでここで投入してみた。

エサ取り(メジナ)にも強く、棚までしっかり届いてくれた。

 

大型貨物船が行きかうのは東京湾ならではの風景。

湾内へ入る貨物船。

 

湾外へ出る貨物船。

 

上り潮のときは離れも良さそうだな。1ノットくらいなら流すにはちょうどいい。

なんでも、ここの黒鯛は潮の中で喰ってくるらしいので、ぜひそれを経験してみたい。

 

ちなみに今回の2匹は、足元周辺で仕掛けを立ててたら釣れた。

『黒鯛釣り=テトラポット』のわたくしにとって、潮の中で黒鯛を釣るイメージはなかった。

 

12時前にお迎えが到着。

自然保護の観点か、お迎え時刻がほかの磯よりも早い。

 

どこかの釣り雑誌で何度か見たようなフォト。(笑)

広い海のなかで、ここだけ岩が隆起していて不思議といえば不思議だが、これも名礁の共通点のような気がする。

 

四半世紀前は釣果が無かったが、今回はなんと黒鯛が2匹釣れた。

多少はウデが上がったか・・・、いや、幻会さんのアドバイス、名礁、そして講習会のおかげだな。

 

当日の航跡。

名礁・猪瀬へは船で10分くらい。

講習会のときは猪瀬と反対方向へ行ったな。

 

日時:2023年5月3日

水温:

潮流れ:上り潮

水色:濁り

ROFC:15%

Special Thanks:幻会 & 鳴釜渡船