レースECUは燃調、TCS全体のマップ(ギア毎、バンク角毎)、エンブレ、シフターのカットタイム、ブリップ量などかなり多くの項目をいじれます。例えばPWR1が1番遅くて、PWR2が1番速いみたいな設定も可能です。わかりづらくなるのでやりませんが…


現在は24年のベースマップを使っていて、

1日目はPWR3/TCS5/SCS2/EBM1のみ

2日目はPWRだけ3→2に変更

3日目はPWR2/TCS3/SCS2/EBM1で走りました。

電子制御と聞くとTCSのセッティングが気になるところです。
TCS5だと100Rでバラバラ音がするくらい介入しますが、TCS3だと自然すぎて体感できないくらいになります。不思議とどちらもTCSが入りすぎて遅いという体感はありません。TCSのマップまでいじると沼なので介入度だけ変更するのが良いと思っています。

バイクを前に進めるにはETVのセッティングの方が優先事項ではないかと思っています。ベースマップのままだとトルク曲線とトルククリップを合せた数値なので分解した表を作っています。

2020年以降のマップで見比べてみるとこの設定は毎年変わっています。

24年マップはトルク曲線は固定、クリップ値だけ違うのでこの辺りを自分の操作感と合うようにしていくのが良いのかもしれません。

「電子制御を信じて開け開け」でいくか「手のスロットル主体で操作していく」と言うイメージなのかと思っています。

3回走った感じでは今のマップだともっと開けた先に制御が介入してくるようなポテンシャルを感じます。

クリップ値が決まったらトルク曲線を変えて操作感を合わせてみたいです。

今の所、スロットルの開け口は穏やかな印象でリアに荷重が移動したらガパッと開けないと遅いような印象です。


シフトアップの時に失速感があったので該当項目を変更したら良い感触になりました。


エンブレはまだ困っていないので触っていません。

富士の1コーナーなどはかなり前荷重になるのですが、リアがフラフラすることもなく安定しています。


マニュアルに記載されていることは一通り読んでいますが、体感と走行データとマップの該当項目がリンクするまでには時間がかかりそうです。