私が参加してみたレースの種類とレベルについて書きます。
まず、レースの種類は3種類だと思います。
(1)自分の車両で出場
(2)レンタル車両で出場
(3)友人に誘ってもらって出場
(2)はレン耐というものがあって関東圏では月1回くらいのペースで開催されています。
HPが非常にわかりづらいのでエントリーするのが大変です。
参加者のレベルは初〜中級者が中心なので、気のあった数人で参加するのには良いです。
事前準備は不要でお金だけで参加できるのが非常に良いです。
順位づけはレース中盤にハンデ設定やミニゲームがあるので純粋なレースではありません。
大会趣旨が“楽しむ事“なので、過度にヒートアップしないルールになっています。
持っていくのは個人の装備とテントとテーブルくらいです。
膝が擦れなくても楽しめる貴重なレースイベントかもしれません。
(1)-1
もてぎロードレース選手権
モビリティーリゾートもてぎで行われる地方選手権です。
もてぎではST600とST1000が行われてます。
600ccはインターとナショナルが混走で15〜20台くらいエントリーしています。
選手権なのでレベルは高くトップの選手は数年後に8耐や全日本に出ていたりします。
私はエンジョイ勢なのでナショナルの中〜下位で走ることが多いです。
エントリー数は少ないので転倒しない限りノーポイントはない感じです。
参加するメリットはレベルの高い選手と走ることで勉強になる事です。
ブリヂストンのポートがあるのでタイヤが1セット半額になるのとスポーツ走行が1本無料になります。
ブリーフィングはしっかりしてるし、レイアウト的に安全面も不安はありません。
デメリットは出費です。宿泊して参戦になるので宿泊費がかかります。
あと、茂木はストップ&ゴーのレイアウトなのでタイヤ/ブレーキの消耗が激しいです。
大体10万円くらいかかるイメージです。
3月のスポーツ走行は全日本の開幕前ということもあり、トップライダーと同じ走行枠になることもあります。
ある意味で本気のサーキットです。
(1)-2 MCFAJ
筑波と富士で行われているレースです。
私は富士戦だけ出ています。
初の600ccのレースはここでした。
年齢層は高めで大半の参加者が50代だと思います。
600/1000は混走で20台くらいです。
車両レギュレーションは排気量で区分されるくらいで、タイヤ自由、ブレーキMC自由です。
安全面の対策はMFJよりワイヤリングの指定箇所が多いです。
現代の車両には不要に思える箇所まで指定されています。
参加者の平均レベルは選手権より下がりますが、トップは地方選上位層と同等だと思います。
MCFAJは色々なクラスが設定されていて純粋な競技志向のMFJとは方向性が違い、各カテゴリーのバイク好きがレースをしている雰囲気です。
600/1000の人は富士が好き、空冷が好き、1980年台のバイクが好き、ハーレーが好き、輸入車が好きと言った感じです。
2023年にもてぎ3時間耐久に出場しました。
初参加でマシンオーナーだったので準備が大変でした。
レギュレーション把握、事務手続き、マシン整備、公開練習など
レギュレーションは規則書を読んだのと現場の回答が異なる点がありました。
マシン整備は他人に乗ってもらうのでいつも以上に清掃と点検を入念に行いました。
公開練習の時は数台のエントリーでピット1枠(シャッター3枚分)も占有してしまう残念なチームがいたので驚きました。
そこにルールはないのですが、ピットの数とエントリー数から自分たちが使える枠はどのくらい考えるのが普通かと思っていました。
これもレースです。指定がなければ早い者勝ち。
スパナ1本でも置いてけば自分たちの場所として主張するのが常識のようです。
先輩ライダーのチームは1マスでギッチリ詰めていて流石だなと思いました。
たまたま、ピットシェアしていただけるチームが見つかったので助かりました。
本番のコンディションは暑すぎて(日陰で30℃くらい)体力の消耗が激しかったです。
ヘルメットにハイドレーションをつけて行ったのですが、お湯しか口元に来ませんでした。
レースは楽しかったけど、練習マシンで出るようなレベルのレースではないです。
メインマシンがJP250に出ているCBR250RRでメンバーが3名集まって出場するのがおすすめかと思います。
冷蔵庫、炊飯器、スポットクーラーなどを持参してきているチームが多くて驚きました。
だけど、レギュレーションではウォーマー禁止でした。真夏でも2周くらいは用心して走行を始めないとツルッといってしまいます。
今となっては笑い話ですが、私の手違いで非常に狭いバンガローに男4人で泊まることになったのは申し訳なかったです。
ライセンス割引を使ってもてぎのホテルに泊まればよかったです。