漆の木を見たことはありますか?
私は無かったの。
この写真に写っている細長い木は数年前に植えた漆の木です。
先日、漆の木を植えているNPO法人 はるなか さんの漆の下草刈りに参加してきました。
長閑な場所です。
近くの水田では今しがた羽化したばかりのオニヤンマ。
ここは、どの虫もとても元気でふっくらと大きいの!
虫嫌いの私は声も出せない程の虫の大群だったけど
「ここは虫たちも自由なんだ。」という他の参加者の方の声に思わず頷き
勝手に居場所である草を刈りに来た事を心の中で「少し悪いな…」と思ったり。
手ですべてを刈り込むのは本当に大変なので木の下草だけを鎌で丁寧に刈り込み
あとは機械を使って刈り込みます。
それでも、広い土地に重たい草刈り機を担いでの仕事は重労働です。
足元は斜面だし、時々岩や切株もあってとても不安定。
しかも、本当に自由に育っている草たちは
町中では見たことの無い背丈まで育って、
私がすっぽりと埋まるほど伸びています。
刈り込みはお昼まで続き、今日はここまで。
私は今回初めての参加でしたが、他の植林した場所では午後までこの作業が続くそうです。
「木が気持ちよさそうだな」
と思っていたら、誰かが同じことを口に出していました。
標高500mだったと思います。
少し山の方にあるので風が本当に気持ち良くて。
これは今年の春に植えた赤ちゃん。
私の腰ほどの背丈です。
数年経ては見上げるほどに大きくなりますが、
漆を掻くのはあと10~15年後。
この木から採れた漆を私のお店に並べることは
もしかしたら出来ないかもしれないけれど、
未来の職人さんや漆器の為に漆の木を育てるお手伝いがほんの少しでも出来たら…。
働いて汗をかいたあとの食事は本当に美味しい!
器はもちろん漆器です。
お箸ももちろん!
軽くて使い易い漆器。
熱い物も熱伝導率が低いために持ちやすく、また冷めにくいのです。
逆に冷たいものは長く「冷たい状態」を楽しめます。
漆器を一つ作るのにも本当に時間がかかるし、すべて手作業なので手間もかかります。
素材が木なので軽くて持ちやすいですが、
食器用洗浄機も冷蔵庫も苦手です。
酸やアルカリに非常に強くて非常に丈夫なのに
紫外線には弱いので直射日光は苦手です。
職人さんが
「漆は生き物だから」
と良く言います。
使うほど艶が出てくる漆器。
一緒に育ち、育てる器。
3216でも漆器を少しだけ置いています。
もちろん本漆の漆器です。
そして近々3216オリジナルの漆のコップも並びます。
雑貨屋だけど、漆器があるお店。
お気軽に見て頂けたら…と思います。
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open
水・木曜日10:00~16:00
金・土曜日10:00~18:00(少し遅くまでの営業になりました)
★お店の前に2台駐車できます。
お店の前にどうぞ停めてくださいね
住宅街の一番奥になります。
★小さなお子様のいるお宅もありますので
安全運転でお願いいたします。
★お隣さんのお家の前への駐車はご遠慮くださいね。
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*3216cafe*
menu
おやつセット ¥400
お飲物だけ単品でも頂けます。
*飲み物はたっぷりポットでお出ししますので
ゆっくり一息ついて下さいね^^
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*3216のワークショップ*
手ぶらの来店で、その場で簡単に出来るワークショップです
・ヘアピンつくり(未就学児~大人) ¥150~250
・アンティークカラーのネックレスづくり(小学校低学年~大人) ¥1000前後
予約不要
店内でお声かけくださいね。
(コットンパールのみ事前予約が必要です。ネックレス¥1000~)
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*委託作家さま募集しています。*
詳しくは下記アドレスにお問い合わせくださいね^^
chiru02michiru@yahoo.co.jp