ドミニコ会修道士であるハインリッヒ・インスティトリスとヤコブ・シュプレンガーの2人が1487年に書いた、魔女の教科書 『魔女の鉄槌』 は以後200年に渡って、魔女問題のバイブルとされた。
全体は3部に分かれている。
第1部は魔女や妖術使いの実在を神学的に検証。
第2部は魔女の妖術について詳述してある。
例えば、人間の生殖力をなくす、妊婦を流産させるなどである。
そして、魔女は妖術を使う力が落ちてくると、洗礼前の赤子を煮て食べると書かれている。
第3部は魔女裁判についての記述である。
裁判の記述はいずれも嗜虐的で、この本がその後200年にも渡って 「バイブル」 とされたことこそが、中世最大の悲劇の原点となったことは疑いの余地がないだろう。