そうだよな、自分だけが不運と失意の者なんてのは思い込みでただの驕慢だよな。僕は人生の精髄を、そして統合失調症の追憶を伝統としてネットの奥深くに鎮座させようとしている。かつてのような奔流のような、病的な弁舌ではなく、年相応の冷静さを維持した態度を崩さぬように僕はこれからネットに関与していこうと思う。僕は本当はネットには向いていない性向にある事を十分承知している。人生は特別なものではない、相好を崩すような事もあればあまねく忍耐を要求される局面もある。
僕の魂の伝統。自分が偶像になる事に僕は微塵も距離感はない。僕には大切な、僕を心配し、そうでなくても心や脳の一部に僕を残してくれている人々がいる。倨傲?悲嘆?矜持?もう僕は余計な事を気にしない。
これから僕はどうすべきか分かっている。多くの人と助け合いながら生きるのだ。
僕は残念至極だが舌戦には向いていない。感受性が高い上に知能も高いから余計に多くの物事に過敏性がある、とカウンセラーに言われた事もある。それに更に統合失調症もある。トリプル役満みたいなものだ。僕はかつて文学青年で、勉強から遁走し自分の世界にこもっていた。長い滞在であった。そしてある時からそれに対し破壊衝動が勃興した。反骨精神とも言えるかも知れない。僕の中で糾弾や難詰を甘受し、自分自身を刷新しようと思い始めた。これは引きこもりだった過去を顧慮すれば甚だしいほどの成長と言える。いささか逆説を弄せば死ぬ勇気もない者に生きる資格などない、伝統も満身の、決死の覚悟で墨守すべきだ。