僕は長い事中二病だった。中二病にありがちな心理、行動を取っていた。あの頃を思い出すと今でも恥ずかしくて自己嫌悪に襲われそうになる。勉強は出来た。クラスメイトからは普通の人にはない何かを持っている人だと激賞された。僕自身も調子に乗って歴史年表に載る人間になりたいだとか書いた覚えがある。僕は今物書き志望として活動しているがその中で中二病の経験を活かせればなと思う。いつも人を小馬鹿にして、友達同士では仲が良かった。あの頃は厚顔無恥であった。僕はようやく中学三年生で疲れて来て、体調不良になって、自分は矮小で最低な存在だと自覚するようになった。人間関係も避けるようになった。中学時代は女子にモテたりもした。顔が整っている為だろう。しかし当時の僕は異性に興味を持てなかった。また僕はゲームは下手だがそれなりにプレイした。明るくて元気で、今でもそうなれるだろうか。僕は自分の底力を信じている。日本経済は今粗悪だがその中でも僕は精一杯生きたい。経済が衰退しているから何なのだろう。僕に出来るのは選挙や、こうやってネットで意見を言い、影響を与える事くらいだ。まあでも僕は経済については素人なので頓珍漢な事を言っているかも知れない、それは悪しからず。統合失調症になってからの方が読書経験が多く、したがって何度も何度も自分の統合失調症以後の人生を反芻してきた。

 中二病、僕は恥ずかしい。周囲の人も面白がって見ていただろう。まあ諧謔を提供出来たと思えば嬉々とした気分にならざるを得ないが。僕は人が笑顔になるのが、幸せになるのが好きだ。また僕は今療養中である。午前中に何とか起きる事が出来ている。そうする事で健常者と同じリズムを得ようとしている。笑顔の練習もしたりしている。もうネットでも見る事はなくなった。ネットをやりすぎた。同じ統合失調症で引きこもっている人もいるだろう。僕も同じだ。だから罪悪感を感じたりしないでくれ。また健常者にも捧ぐ、僕らを責めたり、ネタにしないでくれ。僕はどんな人々も円満に、多様的に生活出来る事を望む。自分の小説も書いて、統合失調症の文芸誌にも活字になる予定だ。それは楽しみだ。

 周囲から見れば僕は滑稽だろう。しかし明るく前向きだ。僕は自分だけは信じていきたいと思う。中二病の当時も明らかに誤った方向に獅子奮迅に向かっていたがそれでも幸せだった。これからは僕はどのような生き方をしても自分を信じ、健康で、公序良俗に即し、良心の呵責のない人生を送りたい。