ガウスと言えば数学界の王子である。彼はオイラーと並んで数学の二大巨頭だと呼ばれている。彼は素数定理を十代で発見し、正17角形の作図をコンパスとペンだけでやってのけた。大天才である。平方剰余の相互法則、最小二乗法、僕の数学的研究にもガウスの発見が使われている。彼は小学校時代から抜群の頭脳を持っていたようで度々教師を驚かせた。1から100までの和を求めよという問題をガウスは知りもしないのに等差数列の公式の思考法で数秒で解いた。彼に目をかけた学校の教師は彼に数学書を買い与えるがどれも短期間の内に読破したという。僕なんかじゃこんな天才に何も出来ないとその教師は悟ったのだろうか。彼は微分幾何学を創始した。曲面における幾何学だ。ボーヤイやロバチェフスキーも同じような考えを持ってた。彼は23歳で数論の教科書を刊行したりもした。だが実際は彼は数学は趣味にしておこうと思い、発見も世間では公表せずメモに書き留めただけであった、備忘録のように。彼は言語学者か数学者かで揺れていたようだが紀元前以来の作図を成し遂げた彼は数学に自信を持つようになった。超幾何級数なども彼の発見である。正規分布曲線もそうだ、別名ガウス分布ともいわれるが。また独自で代数学においても功績を残した。代数学の基本定理というものだ。全ての代数方程式は解けるというものである。楕円関数なども彼は発見していたようだ、四元数もだ。彼らはアーベルや、ハミルトンさえも凌駕する圧倒的な才能を持っていたのだ。