うつ病と統合失調症が似ている症状を呈するのは近年になって指摘されてきた事柄ではない。統合失調症の陰性症状はうつ病の症状と瓜二つである。しかし大抵の場合そこに陽性症状である、幻覚や妄想が追加され、認知機能低下を伴う事も珍しくない。僕は統合失調症当事者としての雑感をここに供述している。本当につらい。今でも外に出られない。しかし外に出られる統合失調症もいるのだから彼らと比較して僕は劣等感。彼らにしろ何年も時間をかけてそうなったのかも知れない、一朝一夕にはいかない、努力の結実なのかも知れない。薬で自分をコントロール出来るようになり社会活動を行っている人も膨大にいる。僕は甘えなのかな。バスや仕事はつらいだけだし。作業所を辞める事を考えているのだが今は決めかねている。とにかく時間が解決してくれることを願って僕は過ごしている。それでも堕落した暮らしはしていない、飲酒も週に一度だし、色々な事を気にかけながら過ごしている。注意不足で損害を被るのは自分だから、しっかりしていないといけない。和歌山にも帰らず僕はここ京都で過ごしている。毎日、頑張っている。しかし僕の頑張りはただ生き抜く為の頑張りであり、承認欲求の頑張りであり、極めて汚れた自分勝手なものだ。これまでの歴史の中で統合失調症当事者の文言はことごとく無視され灰燼に帰していたのか。統合失調症はそれほど価値のある存在だとは思われていないらしい。日常の枝葉末節においてもそれを僕はひしひしと感じている。今の僕は障害年金で過ごしている。病気だから仕方がないのだろう。