全てを病気のせいにするのは容易い。しかしそれは努力を放棄する事の口実にはならない。僕は統合失調症なのだが、本も今は碌に読めない。集中できない、没入出来ないのだ。自宅にある本は全て熟読したが、図書館に行く元気もない。そもそも外が怖い。認知機能が低下したおかげで僕の人生は滅茶苦茶である。僕は何度も自分のことごとくの因果を考えた。僕が統合失調症になったのは何故か。しかしその結論は未だ模糊のままである。僕はこうしてブログ執筆している、認知機能低下もこれなら大した事ではないと思われるかも知れない。しかし以前ならこうして疲れる事はなかった。だが今は疲労困憊である。1記事書くのにかなり努力している。僕の尽力がいつか報われれば良いがこれは自己満足の世界だ。僕はその世界を、桃源郷のような最果てを目指そうと疾走している。認知機能というのは人が物事を処理する知的なの浮力の事を指す、専門用語で恐縮だが統合失調症を筆頭とする精神障害では一般的な概念だ。覚えていて損はないだろう。僕は今は希死念慮もない。ただ目の前の事に一生懸命になり生きている。今は休む時期だがそれでも一生懸命になるのを辞めないのは僕の根が真面目だからだろうか。しかし僕の兄弟はもっと真面目である。僕のように腑抜けた、矮小な存在ではなく、全員勤勉に働いている。僕は彼らを尊敬している。自分にないものを持っている彼らを。