かまいたちの夜は面白いゲームだ。僕はそのゲームにはまっていた事もある。昔を思って、かまいたちの夜のBGMを今流している。非常に愉悦である。かまいたちの夜は文字を読んでいくゲームだ。ノベルゲームだ。サウンドも時折挟まれるのでサウンドノベルと一般には言われている。非常に面白いゲームで、ホラーではあるのだが、あの技巧的な文章表現の豊饒さ、シナリオのレベルの高さには僕は平素から敬服している。僕がプレイしたのはPSヴィータのかまいたちの夜だが僕はそれで十分に楽しめた。しかしネットでは低評価が多く、二番煎じだとか、劣化かまいたちの夜だとか批判の声が多分に散見される。僕の目はゲームを評価するには単細胞すぎるのだろうか。しかし他のゲームであそこまで感動した事はない。ポケモンのような銘柄だって四天王を突破した事すらないのだから。自分なりにゲームに真剣になって努力するのが僕にはたまらなく惜しいのだ。それでもかまいたちの夜は運命的な邂逅であった。あんな空前の傑作は後にも先にもプレイした事がない。まあそもそもゲームに金を投資しないのが僕の人生における基本スタンスなのだから、ゲームを発掘してやるという勇ましい思いとは僕は確実に無縁である。