今日は姫とデート。
買い物して、映画を見て、ご飯を作って・・・、と、いつものように過ごしていたら、姫が親と連絡をとりはじめた。
どうやら従姉妹に子供が産まれたらしい。
で、親に今日も泊まって帰ると報告して電話を切った後だった。
急に姫が落ち込み始めて、元気が無くなった。
泊まると言った時に、親が溜め息をついたらしい。
それを気にしてしまい、考え込んで、頭の中がぐるぐるまわった。
次の瞬間、
『苦しい。息ができない。助けて。』
衝撃的な言葉だった。
人の過呼吸を目の当たりにしたのは実は初めてだったが、対処法はなんとなく知ってたので、冷静にビニール袋を口元に当ててあげた。
『大丈夫だよ。落ち着いて息をつこうね。』
何度も繰り返し、僕も姫と大きく呼吸を合わせた。
だんだん落ち着いた様子になったので、ほっとしたのもつかの間、次は気持ち悪くなってしまった。
『何かもう疲れた。休みたいな。』
姫の口からぼそっとでた言葉。
『疲れたから休む』
普通であれば、横になって寝る事かなととれるんだが、今日の僕は、
『疲れたから休みたい=永眠』
という考えしか浮かばなかった。
嫌な予感が消えない。
本当は一緒に居てあげたかったんだが、姫がどうしても帰るというので見送った。
仕事だが、今日は寝れそうにないな。
姫がもし居なくなったら、僕も居ないようなもの。
追いかけるのは性に合ってないが、いつでも姫に会いに行く覚悟はできてる。
姫がそれを望んでればの話だが。