こんばんは。先週末からなかなかバタバタでした。
といっても昨日は部長の家で安物のワインを飲んで騒いでいたので精神的には気楽でしたが(笑
さて今日は栃木の芳賀というところまで日帰り出張していました。
やはり宇都宮の方ともなると関西に比べて紅葉も少しだけ進んでいる感じですね。
芳賀といえば知っていられる方は知っていると思いますがホンダの栃木製作所があるところですぐ近くにダンパーなどを作っているSHOWAなどもあります。
偶然にも今日、そのホンダの芳賀工場で研究されている新しいディーゼル用触媒の発表がありました。
詳細は下のホンダの公式サイトを見ていただくとしてメインは以下の文章の部分でしょうね。
----------------------------------------------------------------------------------------
新開発の触媒は、排気ガス中のNOxを吸着してアンモニアに転化する層と、触媒内で転化されたアンモニアを吸着して排気ガス中のNOxを窒素(N2)に浄化する層の2層構造を採用。酸素が多いリーンバーン状態でNOxと反応してN2に浄化するためにもっとも有効な物質であるアンモニアを触媒内で発生させることで、コンパクトで軽量なディーゼルエンジン用の浄化システムを実現した。また、ディーゼルエンジンの主要温度帯である200~300℃でのNOx浄化性能も向上している。
----------------------------------------------------------------------------------------
http://www.honda.co.jp/news/2006/4060925b.html
参考までにメディアのこの記事の紹介のサイトものせておきます。
http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200609250001.html
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/09/25/d20060925000016.html
で、私が気になるのは以下の部分ですね。文章だけでは難しいのでホンダのサイトから絵も拝借させていただきました(汗
----------------------------------------------------------------------------------------

●新開発「ディーゼルエンジン用NOx触媒」反応メカニズム(イメージ)
(1) リーンバーン運転時に下層のNOx吸着層に排出ガス中のNOxを吸着。
(2) 必要な時期にシステムが空燃比をリッチバーンに制御し、NOx吸着層のNOxを排気ガス中から得られる水素(H2)と反応させてアンモニア(NH3)に転化。上層のNH3吸着層にNH3を一時的に吸着。
(3) 再度リーンバーン運転になった際に、上層に吸着されたNH3が排気ガス中のNOxと反応し、無害なN2に浄化。
------------------------------------------------------------------------------------------
要はリーンバーンとリッチバーンがある程度の周期で繰り返さないとこのシステムはうまく作動しないということですね。たとえば高速道路での一定速度走行の場合などは通常リーンバーン領域が増えると思われますがそういう時はドライバビリティに影響しない程度にリッチバーンにしなくてはいけないわけです。もちろんポストインジェクションという手段もありますがそれが燃費に多大な影響を及ぼすレベルでは意味がないわけで・・・。また排気量とNH3層の容量、NOx層の容量の比率、ECUの制御などなど素人の私が考えてもこの発表だけではまだまだ課題があるように思います。
絵にはPtと書いてあることから白金系の触媒ということもわかりますが使用量がどの程度でコストがどんなものかというのも気になりますね。(余談ですがが環境に良いとマスコミで紹介される燃料電池車のコストが高い(数千万円~数億円/1台)のは白金を大量に使用することもあり、確か1~2千万台燃料電池車を製造すると世界中の白金がなくなるレベルという話をどこかで読みました)
もっともプロの方々は私が思いつくような課題は百も承知でしょうから詳細発表が楽しみです。
そういえばホンダのプラズマによる排ガス後処理装置はどこにいったのですかねぇ(笑
しかしディーゼルの新しい触媒の記事だけで一般マスコミに報道されるようになったというのはほんと時代の変化を感じさせますね。
さて、マスコミでのディーゼルの話題という意味ではMBのEクラスですがやはり1年後のEクラスディーゼル排ガス対応は尿素水、ブルーテックでくるのかなぁ。短期的には仕方ないかもしれませんが宗旨替えしてほしいですね。本田も今回の技術、他社にも供与する方向らしいしブルーテックに留まらず環境のためにプライドを捨てる勇気も必要に思います。
今回は随分偉そうなこと書いてるなぁ(汗