奈良旅 大神神社(三輪神社) | 花月のきり絵と日々思うこと

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きり絵師 花月です
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奈良に法事で帰って、お参りしたかったのが、桜井市三輪にある大神神社でした。


JR三輪駅から歩いて10分ほどで二の鳥居あたりまで行けます。

駅も町並みも昔のまま


母に連れられ初詣は三輪神社でした。

店先で茶碗蒸しを温める湯気が出て、帰りに食べるのを楽しみに歩いたのを思い出します。



お正月三が日🎍はすごい人出で、満員電車が着くと臨時の改札口が出来てました。

露店もたくさん出て毎年、松並木の道には骨董屋さんが店を出していました。

子供のくせに、骨董品を見て回るのが好きでした。


二の鳥居です。

一の鳥居は国道169号線から三輪神社に向かうところに大きな大鳥居があり、その横の方にあります。


参拝した日は14日で15日が「大とんど」でした。

1年間お祀りしたお札やお飾りを持って来られてました。

二の鳥居をくぐって進むと祓戸神社

夫婦岩が祀られているのは縁結び



三輪神社は三輪山が御神体です。拡大してみてくださいね。



三輪には7本の杉がありこれは「しるしの杉」


古来より「みわの神杉」と称され枕草子にも「やしろはすぎの御社、しるしやあらむとをかし」と記されています。

「すぎの御社」とも言われ、三輪山の杉は有名だったそうです。


手水舎の水は蛇の口からでています。

なぜ蛇なのか?


御祭神の大物主神は蛇神に姿を変えられたと日本書紀に記され、蛇神は大神の化身として信仰されています。


「巳の神杉」はこの杉の洞から白い巳が出入りしたそうです。

私が小さな頃は白い蛇が飼われて(祀られて)いたのですが、今はもういないですね。




大和国一の宮三輪神社「大神神社」おおみわじんじゃ


御祭神は大物主大神 おおものぬしのおおかみ

配祀は大己貴神 おおなむちのかみ

少彦名神 すくなひこなのかみ


大物主大神は大国主神(大国様)で、国づくりの神様です。

古典には神代の昔、少彦名神とこの国を拓き、農業・工業・商業すべての産業開発、医薬・酒造・方除・縁結び等の生活全般の守護神と伝えられています。


大己貴神(大国主神)が自らの御魂を三輪山に鎮め、大物主神の名を似てお祀りされたのがはじまりです。

古来より神の鎮まるお山として、本殿は設けず拝殿の奥にある三ツ鳥居を通してお山を拝するという、原初の神祀りの様が伝えられている、最古の神社です。


拝殿と禁足地とを区切るところに「三ツ鳥居」がありますが、「三輪鳥居」とも呼ばれ神聖視されていて、パンフには載っていますが、転載を禁止されています。



休憩所は綺麗にお掃除中


右が祈禱殿 左が儀式殿



この先に薬井戸があって、井戸から湧き出るご神水は万病に効くといわれています。

狭井神社は病気平癒の霊験あらたかな神様、大神荒魂大神をお祀りしています。


行きたかったのですが、薬井戸までは私の足では自信がなく帰る時間も気になり、今回は残念しました。


地図にもあるように、三輪山麗には久延彦神社・大直禰子神社・桧原神社があります。


子供の頃は何も知らず、ただ初詣を楽しんだだけでしたが、今また縁起を知りお参り出来てよかったです。



三輪神社でのおみくじは