1986年(昭和61年)6月26日(木) ウルムチ
ここの宿泊代は人民幣で支払えた。敦煌で人民幣に換えすぎたかと思っていたから助かる。ウルムチへのバスは10時発だったかが、早めに出てバザールで朝食をとる。
さて烏魯木斉行きのバスだが、9時半ごろバスステーションに行ったら9時発のバスがまだ荷物を積んでいた。切符に書いてある番号が座席番号ではないようだから、無理にこれに乗れないことはなかった。しかし私たちはこのバスが10時15分ごろ出発するのを見届ける。
10時発のバスは10時半ごろ来て荷物を積み始め、やっと11時に出発した。前日から切符を買う人はいないらしく、番号は1、2号だったから1、2番目に座った。助手席の後ろで少し窮屈だったが仕方ない、席がない人もいたから。乞食風のおじいさんが何かわめいていて途中まで乗せてもらっていた。

トルファンを出ると風が爽やかで涼しくなった。真っ平らな砂漠の中を走る時は強い風が吹く。途中寄った町での昼食はカードとゆで卵ですませた。
烏魯木斉は2回目だが、バスがどこに着いたかわからなかった。奮発してオート三輪に乗りCAACまで行った。今週土曜日発のカシュガル行き飛行機のチケットを取るためだ。着いたら「明日の10時に来い」と言われた。いつもの殿様商売だ。CAACの前からバスに乗って崑崙賓館へ行った。
ツイン55元は高いが久しぶりにバスタブ付きの風呂に入りたかった。設備の整った部屋でクーラーがなくても涼しかった。ただこういうホテル高級ホテルのある所はバザールなどから遠く不便だ。街中まで出るのも大変なので夕食や買い物はホテルですませたが、しっかり外幣を使わなければならなかった。※当時のレート 1元=51.2円
部屋に戻って念願のお風呂にゆっくり入り、ベッドサイドの電話から日本の実家へコレクトコールの申し込みをした。〈崑崙賓館〉