今日は、これまでやってみてわかった、持って来る遊びに、必要な行動で、できていないところの練習です
と聞いても、なんのこっちゃ
ですよね
持って来る遊びに限らず、行動は単純な行動が合体して一つの流れとなっています。
一連の行動をバラバラに分解したときに、できていない要素を部分的に練習しよう!ということなんです。
一連の流れを教える前に、パーツパーツができるようにならないと、流れで教えるのは難しい。
例えるなら一曲のメロディを最初から最後まで弾くために、部分練習して仕上げていく、そんなイメージ?ですかね
料理で言うなら、刻み方、味付け、火の通し方、色々な要素が揃って美味しいおかずができる?
うーん、例えるの難し!!
そもそも例えなくていいのか
持って来る遊びを分解してみましょう
(最初からそれ。)
そうしたら、大まかに分解しても、
1.オモチャを目で追う
2.オモチャを追って歩くまたは走る
3.くわえる
4.持ち上げる
5.くわえた状態を維持する
6.くわえたまま移動する
7.飼い主のところに向かう
8.飼い主が受け取るのを待つ
9.くわえたオモチャを放す
というたくさんの工程に分かれます
ジェイくんの現状で、知らないし、できないのは7〜9。
できるけど、飼い主がいる、または新規の場所だとできなくなるのは2〜6。
それぞれの工程の妨げとなっている理由は次のような感じ。
7〜9
飼い主のところに持って来るメリットがない(=楽しくない、おいしくない)
2〜6
・飼い主がいたり、慣れない場所だと緊張して、おもちゃへの執着が減る。
・緊張で、くわえる+移動、という複雑な行動が難しくなる。
ここで考えると、飼い主がいる状態でも、2〜6ができるようにならないと、7以降を教えるのは難しい
ということで考えたのは、
オモチャを飼い主の手から受け取る練習 です
この練習により、
飼い主の手と、おもちゃをくわえた状態で接触することへの恐怖心をなくす
・・・のですが、そういえばジェイくんはなんでそれが苦手なんだろう、と思ったら、
考えてみたら、何かをくわえた状態というのは無防備な状態ですね
何かがあったときにすぐに攻撃に転じられないから💦
今書いてて気が付きました
だから、素の状態で近くに来ることはできても、近くで何かをくわえたり、くわえた状態で近くに来るというのは、余裕がないとできないのかもしれません
そして、それだけの接触・接近に馴れれば、同じ空間にいる飼い主への緊張も減って、他の行動の妨げにもなりにくくなる、一石二鳥なのでありまーす
この練習で、ゆくゆくは、持ってきて飼い主の手に渡す行動への抵抗感をなくすことにも繋がります
ということで、前回は、取りに行かせてハウスに持って帰る練習をしましたが、取りに来させて好きな場所に持って帰る練習、“持ってって遊び”をやってみましたよ〜
外野(母裁縫中)がおります上に、散らかっておりますがご容赦
外野もいる(しかも立ってる)のに、これだけ遊べるのは大したものです
そして更に、怪しく飼い主がおっかけても(プレッシャーがあっても)、持ったまま移動することに成功