今まで「こんなことをしたらいけない」というのを中心に紹介して来ましたが、今日はそのあとの話を少ししてみたいと思います♪
皆さんは「無期懲役」という刑はご存知でしょうか。終身刑がない日本では、死刑の次に重い刑として位置付けられています。この無期懲役刑が科せられると、一生刑務所から出てこられない・・・・・・わけではないんです(+_+)たしかに、無期懲役刑の定義は「刑期が定められていない懲役刑」ということですが、日本の刑法典第28条で「改悛の状」が認められているからです。「改悛の状」とは、10年を経過した後①悔悟の「「情」」が認められ②更生意欲があり③再犯のおそれがなく④社会感情が仮釈放を是正している場合に仮釈放を認めるという規定です。
ということは、つまり、無期懲役刑が科せられても社会復帰することができるってことなんですね。
実際に毎年平均10人程の仮釈放が認められています。
しかし、死刑にならなければ社会復帰できる可能性があるというのは問題があるのではないかという議論が交わされています。そこで唱えられているのが、「終身刑」の導入です。こちらは海外でよくみられる刑なのですが、恩赦などの例外を除いて基本的に外に出られないというものです。出られないとなると抑止力が期待されますし、死刑廃止論の観点から見ても非常に効果的な刑です。しかし、これにも問題点はあります。それは、お金の問題です。終身的に刑務所に入るとなるとその間の食費などが当然かかってしまいます。国家負担は当然ですから、存続させることが難しくなってしまうんですね。
この問題については死刑廃止論と合わせて注目していきたいところです
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