2014年4月6日「信徒が携挙されて牧者たちが残される」② エゼキエル34:1-10 モトイさん

　2014.04.06

あなたがた自身の中からも、いろいろな曲がったことを語って、弟子たちを自分のほうに引き込もうとする者たちが起こるでしょう。（使徒の働き20章30節*）

ｰ続きｰ

弟子訓練とカウンセリングなのですが、弟子訓練でとても有名な牧師さんがサタンに惑わされたのか、信徒に性的ないたずらをして裁判で訴えられたということが数年前にありました。

とても有名で、私の友人もその先生の弟子訓練にとても共鳴していたのですが、暴力と力ずくで信徒を支配していたということが、ひとつの惑わしとして彼のやっていたことに影響を及ぼしたのでしょう。この預言の成就であるというふうに私は考えています。

それから、私も本を読んでとても感銘を受けたカウンセリングの有名な牧師さんがいるのですが、その方も自分のそばに…。

たぶん彼も惑わされてそのようなことになったというふうに思うのですが、カウンセリングですので、これは私の想像ですが、信徒さんの秘密を握ることになって、心と心が何か同情なのか、情欲なのか、そういう思いでつながってしまい、その牧師さんのまわりには、そういった愛人を何人も教会の中に秘書としてはべらせていたそうです。

そして、牧師さんのカウンセリングで有名だったその教会は、牧師さんを神様として扱っているような感じになったようです。聞いた話によりますと、主だった牧師さんたちが、それは聖書的ではないということを彼に直接会って批難して、それはやめなさいと厳しく言ったのですが、言うことを聞かなかったので関係を断ったという悲しい話を聞きました。

私が読んだ本はとても感動的で、このようなカウンセリングの働きがあるのだなととても共感したので残念なんですが、そういうふうにカウンセリングの世界でも、弟子訓練の世界でも惑わしがあって、惑わしに倒されるという牧者の話をときどき聞きます。

私自身も直接、今度は全然弟子訓練と系列の違う話なのですが、弟子訓練とカウンセリングの合わさったひとつのミニストリーがあって、それを導入したいと思っている牧師さんのところにしばらく私は通っていたことがあります。その牧師さんは私を仲間に引き入れたくて、さんざん弟子訓練を受けてくださいと言っていたので、私は断っていたのです。そう言うのがイヤですので…。

あるときその牧師先生とふたりで食事をしているときに、これでもかというくらいいろいろと勧められました。でも、私は「いや、いいです。神の時ではないと今は感じるので、そういう時が来たら私も訓練を受けるかもしれませんが…」ということを言って、さんざん言われ、さんざん勧められたのに私が断り続けました。

すると牧師さんも疲れて、思わず、「なんか使いづらいんだよな。そういうの…」と思わずポロッと言っていました。

それで私も聞こえないふりをして違う話をしましたが、要するに、こういうことだったと思います。その牧師さんにとって、弟子訓練というふうに言って、ある信徒さんを訓練するということは、その牧師さんの使い勝手のよい信徒さんができるから、あれをしろ、これをしろ、ここをこうしろ、ああしろと、使いやすいのでしょうね。

しかし私がそれを断っていたので、「なんか使いづらいんだよな。そういうの…」というので思わずポロッと出てしまったのでしょう。

その牧師さんがじつのところ弟子訓練と言っていたのは自分の弟子を作るということであって、キリストの弟子を作るのではないということが、その一言から私は確信をもって分かりました。なるほどなというふうに思いましたが、今はどうなっているのか分かりませんが、そういうこともあるようです。

弟子訓練というのはとても大切で、キリストのからだの中でキリスト者が成長するということにおいてはとても大切な事だとは思いますが、どうやら弟子訓練と称して自分の弟子を作って、自分の子分を作るというミニストリーもあるようですね。

残念なことですが、だからこそ羊は必ず神によって守られるということなら、その牧師を心の中心に据えるのではなくて、神を心の中心に据えて、どこにいても、だれの教会にいたとしても、神とつながるということが肝心であるということです。

ーエゼキエル書13章1節から4節ー

今日のその牧者に対するさばきの箇所と同じようなことを違う表現で言っている箇所が、チョコッと前のエゼキエル書13章にあります。ここは自分の思いを、「神はこう言われる」と言って、預言として語っている預言者に対する神のさばきのところです。13章全部がそうなのですが、最初と最後だけ抜粋してお読みします。エゼキエル書13章1節から4節。

:1 次のような主のことばが私にあった。

:2 「人の子よ。預言をしているイスラエルの預言者どもに対して預言せよ。自分の心のままに預言する者どもに向かって、主のことばを聞けと言え。

:3 神である主はこう仰せられる。自分で何も見ないのに、自分の霊に従う愚かな預言者どもにわざわいが来る。

:4 イスラエルよ。あなたの預言者どもは、廃墟にいる狐のようだ。

（エゼキエル書13章1節から4節）

アーメン。

ｰ続くｰ　

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