2025.08.02
また、私は見た。もう一匹の獣が地から上って来た。それには小羊のような二本の角があり、竜のようにものを言った。(黙示録13章11節)
黙示録13章11節には、このあとの時代に現れる世界統一宗教のまぼろしがあるのですが、この世界統一宗教の獣としての姿は、小羊のような角を持つ獣として現れています。
また、私は見た。もう一匹の獣が地から上って来た。それには小羊のような二本の角があり、竜のようにものを言った。(黙示録13章11節)
小羊、すなわちイエス・キリストのような雰囲気を持つ、でも偽物で、権威がある角がある。そういう世界統一宗教の獣です。ということは、イエス・キリストを信じていた者が開き直って、「これは携挙ではない」と言うことを述べるのでしょう。
その証拠に、黙示録18章7節では、神に罰せられる獣の様子が、大バビロン、大淫婦のさばきとして載っていて、「私はやもめではない」と うそぶいている。
彼女が自分を誇り、好色にふけったと同じだけの苦しみと悲しみとを、彼女に与えなさい。彼女は心の中で『私は女王の座に着いている者であり、やもめではないから、悲しみを知らない』と言うからです。(黙示録18章7節)
「やもめ」というのは残された妻ですが、「私は残されたのではない。私たちの方が王なんだ」と言って、私は女王の座にすわっているのだと開き直っているのですね。そのことのゆえに、神はこの大バビロン、大淫婦、世界統一宗教という獣を罰するという預言です。
そして、もしも この今は隠されているパリサイ派のパン種がキリスト教会の中に もう入り込んでいるとしたら、黙示録2章、3章にある七つの教会の中にその片鱗を見て取れるはずです。
※ 黙示録の七つの教会 エペソ、スミルナ、ペルガモ、テアテラ、サルデス、フィラデルフィヤ、ラオデキヤ
でも、まず七つの教会について説明すると、七つの教会は黙示録2章から3章に預言として、手紙として書かれているのですが、キリストの十字架の直後から携挙の直前までの、いわゆる「教会時代」「恵みの時代」を七つの時代区分として編年的に預言されている預言書であるとされています。これが黙示録2章、3章に登場する七つの教会への手紙です。
そして、この七つの教会の中で、二つの教会が患難期に残されると見て取れます。ひとつは黙示録の2章に描かれているテアテラの教会の一部の人です。
この人たちはイゼベルという女をなすがままにさせているので、このまま悔い改めなかったら、イエス・キリストが、大きな患難の中に投げ込むぞと預言しています。大きな患難、すなわち、携挙後の地上世界に取り残されるという預言です。
見よ。わたしは、この女を病の床に投げ込もう。また、この女と姦淫を行う者たちも、この女の行いを離れて悔い改めなければ、大きな患難の中に投げ込もう。(黙示録2章22節)
このイゼベルという女ですが、解釈としては、マリア崇拝をしているカトリックの一部の人たちだと考えられています。イエス・キリストという神、救い主である神よりも上にマリアを置いて、イエスに祈るよりもマリアに頼んだ方が力があるというようなことを言っているテアテラの教会の一部の人たちが、マリア崇拝のゆえに患難の中に投げ込まれると考えられています。
そして、もうひとつ、患難期に残るとされている教会は、黙示録3章のラオデキヤの教会の人たちです。このラオデキヤの教会への預言というのは携挙直前の教会なので、今の私たちのこの時代がラオデキヤの教会の雰囲気を持つとされています。
でも、このラオデキヤの教会の時代にありながらも ほかの6つの教会の特徴を持つ信徒グループも全世界にいるので、私たちはラオデキヤの教会の生ぬるい霊的な影響を受けています。
しかし、かならずしもラオデキヤの教会の人ではないので、今の教会の人たちが全員残されるというわけではないのですが、とにかく このラオデキヤ教会の人たちは この世的な人たちなので、イエス・キリストが、口の中から吐き出すぞと警告している人たちです。
:15 「わたしは、あなたの行いを知っている。あなたは、冷たくもなく、熱くもない。わたしはむしろ、あなたが冷たいか、熱いかであってほしい。
:16 このように、あなたはなまぬるく、熱くも冷たくもないので、わたしの口からあなたを吐き出そう。
(黙示録3章15節から16節)
口の中に入っているということは、キリストのからだの中に 今はあるのです。ところが口から吐き出されたとたん、汚物になってしまい、もう戻れない。そのことのゆえに泣いて歯ぎしりをして悔い改めて、殉教者になってゆく人たちであろうと考えられています。
この二つの教会のことを考えると、イエス・キリストよりも権威あるもの、マリアだけではなく、たとえば教会とか、教会の教義とか、○○先生や△△先生のおしえとか、人間をキリストよりも上に置いてしまうと、イゼベルという女をなすがままにさせている人と同じように大きな患難の中に投げ込まれるということであろうと思われます。
そしてラオデキヤ教会の人たちの特徴のように、世的なものを信仰に用いてしまって、霊的なものを排除してしまい、悪いしもべのように、主人の帰りはまだまだ先だと言って、飲んだり、食べたり、めとったり、とついだりして、この世的な生活をしていると、携挙後に残されるということでしょう。
:48 ところが、それが悪いしもべで、『主人はまだまだ帰るまい』と心の中で思い、
:49 その仲間を打ちたたき、酒飲みたちと飲んだり食べたりし始めていると、
:50 そのしもべの主人は、思いがけない日の思わぬ時間に帰って来ます。
(マタイ24章48節から50節)
携挙後に残された者たちの中には悔い改める人たちも出て来ますが、「私たちはやもめではない」と開き直って、「これは携挙ではない」と言ってしまうことによって、今日の聖書箇所の言葉で言うところの、聖霊を汚す罪を歴史的に もう一度、イエスの時代にあったことをもう一度 携挙後に犯してしまい、堂々と自分たちが開き直って、神の霊を否定し、神の印を否定してしまったゆえに赦されざる罪に陥れられてしまう。
そして自分たちは本当に神に仕えていると勘違いさせられて、サタンの餌食になって迫害者になってゆく人たちが出て来るものと思われます。それが、これから来る迫害の中心になってゆく。世界統一宗教の土台になってゆくキリスト者でしょう。
その私たちがいなくなったあとの うめきの時代の迫害と うめき。携挙の様子も、旧約聖書的な表現ですが、イザヤ書24章16節から18節にギュッと凝縮させるかたちで預言されていて、また別の角度から私たちがいなくなったあとの様子が見て取れるので、ここも見てゆきたいと思います。
でも、ここの聖書箇所は多くのことがギュッと凝縮されているので、お読みする前になにが凝縮されているのか まず分解して、あちらこちらの聖句も説明して読んだ方がよく分かると思います。
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REVELATION 3:8