2025.04.26

 

 

金持ちになりたがる人たちは、誘惑とわなと、また人を滅びと破滅に投げ入れる、愚かで、有害な多くの欲とに陥ります。金銭を愛することが、あらゆる悪の根だからです。ある人たちは、金を追い求めたために、信仰から迷い出て、非常な苦痛をもって自分を刺し通しました。(第1テモテ6章7節から10節)

 
 
ー続きー
 

ー マルコ10章17節から22節 ー

 

ここの聖書箇所は、さきほども言ったように ある金持ちの男性が大急ぎでキリストのところにやって来て、ひざまずくのです。見えるところは敬虔なのです。でもキリストは この人物の心の底までお見通しで、見極めて、「わたし(キリスト)について来なさい」と言うのですが、結局はそれができないのですね。

 

 

 

この人は この世という土台に自分を立てていた。ふたりの主人に仕える者として神を軽んじ、この世を重んじていたという、そのような人物です。そのような背景としてお読みください。こう書いてあります。

 

 

 

:17 イエスが道に出て行かれると、ひとりの人が走り寄って、御前にひざまずいて、尋ねた。「尊い先生。永遠のいのちを自分のものとして受けるためには、私は何をしたらよいでしょうか。」

 

:18 イエスは彼に言われた。「なぜ、わたしを『尊い』と言うのですか。尊い方は、神おひとりのほかには、だれもありません。

 

:19 戒めはあなたもよく知っているはずです。『殺してはならない。姦淫してはならない。盗んではならない。偽証を立ててはならない。欺き取ってはならない。父と母を敬え。』」

 

:20 すると、その人はイエスに言った。「先生。私はそのようなことをみな、小さい時から守っております。」

 

:21 イエスは彼を見つめ、その人をいつくしんで言われた。「あなたには、欠けたことが一つあります。帰って、あなたの持ち物をみな売り払い、貧しい人たちに与えなさい。そうすれば、あなたは天に宝を積むことになります。そのうえで、わたしについて来なさい。」

 

:22 すると彼は、このことばに顔を曇らせ、悲しみながら立ち去った。なぜなら、この人は多くの財産を持っていたからである。

(マルコ10章17節から22節)

 

 

 

アーメン。多くの財産を持っていた者として この世という土台の上に立って、神は軽んじていたという状態でしょう。でもキリストは彼をあわれみ、いつくしんで、「わたしについて来なさい」と言うのですが、もう少し彼にはドッキリする言い方で、「あなたの神であるあなたの富を捨て去って、わたしについて来なさい」というようなことを言うのですね。

 

 

 

これは彼にとっては、おそらく理不尽な、とても聞けない内容だったでしょう。彼の土台が違うから、彼の思いは この世の人たちの思いになっている状態です。でもキリストには土下座をして教えを請うている状態です。見えるところは敬虔なのです。キリストは、「そもそもこの男性は、この世に土下座しているんだ」ということを見据えたということでしょう。

 

 

 

この世に土下座しながらキリストのところにやって来て、「永遠のいのちを得るためには、どうしたらよいでしょうか。尊い先生」と言うのですね。

 

 

 

この世を神としているのに、この世に土台を置いて、この世に土下座している期間がずっとあったにも関わらず、「あっ、あの先生がいる。ちょっと聞いてみよう」などという状態だったのでしょう。そもそも、この世の奴隷、この世のしもべ、この世を神にしている人だったのですね。

 

 

 

そのころは、それらの罪の中にあってこの世の流れに従い、空中の権威を持つ支配者として今も不従順の子らの中に働いている霊に従って、歩んでいました。(エペソ2章2節)

 

 

 

ふたりの主人に仕えて、本物の神を軽んじて、この世の神の元に戻っていった。自分の神とするこの世に、自分の財産のあるこの世に戻っていったという状態です。キリストは、そもそも神として軽んじられていたので、いまここで完全に捨てられたという状態です。

 

 

 

でも自分は、おそらく「キリストはなんてヒドいことを…。この先生はなんて理不尽なことを言うのだろう。こんなことは、とても聞けない」と思ったでしょう。そして、自分の所に帰って行ったのですね。

 

 

 

自分自身は、本当に敬虔であると思っている人でしょう。もう罠にかかって、だまされているのです。その罠については聖書のほかの箇所、第1テモテ6章7節から10節を見ると、よく分かります。

 

 

 

ー 第1テモテ6章7節から10節 ー

 

ここの聖書箇所は、金持ちになりたがる人、キリスト者に対する警告なのですが、そもそも自分が金持ちで、金持ちで居続けたい人が この金持ちだったので、ここの聖書箇所がピッタリと当てはまる状態でしょう。

 

 

 

お読みする前にどのような状態だったのかを説明すると、彼は、もうすでに誘惑と罠に陥っていて、金銭を愛するというあらゆる悪の根を自分の内にはびこらせていた状態だったのです。

 

 

 

でもキリストの前に来て土下座をして、「先生、永遠のいのちを得るためには、どうしたらよいでしょう」というようなことを言うのですね。ずっと この世に、ずっとお金に土下座をしている状態だったのに、敬虔にふるまったということでしょう。そういう金持ちの背景として、お読みしたいと思います。

 

 

 

:7 私たちは何一つこの世に持って来なかったし、また何一つ持って出ることもできません。

 

:8 衣食があれば、それで満足すべきです。

 

:9 金持ちになりたがる人たちは、誘惑とわなと、また人を滅びと破滅に投げ入れる、愚かで、有害な多くの欲とに陥ります。

 

:10 金銭を愛することが、あらゆる悪の根だからです。ある人たちは、金を追い求めたために、信仰から迷い出て、非常な苦痛をもって自分を刺し通しました。

 

(第1テモテ6章7節から10節)

 

 

 

アーメン。この人物は もう金を愛しているので、あらゆる悪の根を自分の内に もう持っていたのです。この世に土下座していた状態だったのです。でも見えるところは敬虔にふるまっていたのですね。

 

 

 

おそらく自分の気持ちも、「このようにするべきだ。自分は敬虔だ」と思っていたでしょう。でも、結局は その実を否定するようにキリストを捨てて、世に戻ったという状態でした。

 

 

 

じつは自分はこの世にひざまずいているのに、それが分からないのですね。自分はキリストに聞いている敬虔な信徒とさえ思ったでしょう。逆にキリストが とんでもない理不尽なこと、できるはずもない難しいことを言って、自分を退けたとさえ思ったかもしれません。

 

 

 

自分が世に縛られて奴隷状態であるのに、滅びに向かって流されているのにも関わらず、「神が自分を縛ろうとしている。神の戒めが不十分だ。神の戒めを用いて自分は縛られそうになった」とさえ思ったでしょう。

 

 

 

自分自身は正しいと思っている。この世の人たちと同じ状態だったということでしょう。携挙直前の今の この時代も、このようなキリスト者が山ほど(おおぜい)いるということであろうかと思われます。

 

 

 

ー続くー 

 

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